破妖の剣 外伝 紅琥珀

予告どおり,外伝。『紅琥珀』,『縁魔の娘と黒い犬』,『鏡の森』の三編。 『紅琥珀』 逃避行中のラスと闇主の話。外伝ではもう水戸黄門のようになってきている展開だが,やっぱりこの二人はいい。前田先生もこれが書きたかったそうで,後書きによるとこのツーショットは『鬱金』では「まだすぐには出て来そうにない」らしい(え,次で最終巻じゃなかったんですか)。確かに,ラエスリールは3巻ぐらいまるまる眠ったままで,放置プレイにしては長すぎるか。放置プレイは『紫紺の糸』ぐらいがちょうど良いというか,あの放置プレイは最高だった。  『紅琥珀』は「こうこはく」と読むそう。ぱっと見「べにこはく」と読んでしまう。 『縁魔の娘と黒い犬』 通りすがりの闇主が人助け(魔性助け)する話。主に殴ったり蹴ったりしているシーンが良かった。 『鏡の森』 リーヴシェランが魔性の罠に掛かって邪羅と彩糸が助ける話。いつもの掛け合いと,邪羅いわく「鬼の目の涙程度には珍しいもの」,というか良いものを見させていただいた。腫れた顔に涙とか,リーヴシェランの性格でやらせてしまうところが巧い。トリックじみてたけど。 全体読んでて思ったのは,愛称のある世界は良いなとういこと。 次は『聖石』の番外編らしい,本編も区切りのついたところで再開したいとのこと。 朗報。 紅琥珀―破妖の剣外伝 (コバルト文庫)前田 珠子 (著), 小島 榊 (イラスト)

はっぴぃセブン・FINALシーズン〈vol.3〉大安吉日福娘

久々の本カテゴリ。 密かに読んでいた「はっぴぃセブン」シリーズも最終巻。1冊目発行から7年だそうで,「はっぴぃステーション」のコーナーでは当時中学生,今大学生な方が多数紹介される。自分が知ったのは4年前だが,そのときにはもう「新・はっぴぃセブン」は完結していたはず。学園と FINAL に過半を消費したことになるのか。収拾を付けようと思ったらそうなるんだろうなとは思うが,待ってる方としてはどんどん年取ってつらいです。 中身の方は,ネタバレだけど,くりやとくっついて終わり。情報量ゼロ。黒闇天様は友也のメイドに。黒メイド良し。最初の頃は福娘らにドキドキしていた菊之介だったが,黒闇天には最後まで食指が動かなかった。近頃は美少女ゲーム路線で敵キャラを含めてまんべんなくというのに慣れていたので,ここまでストイックにされると悶える。ロミオとジュリエットじゃないけど,敵同士っていうのは萌えますね。ここは,シューピアリア・クロスに期待。 はっぴぃセブン・FINALシーズン〈vol.3〉大安吉日福娘 (集英社スーパーダッシュ文庫)川崎 ヒロユキ (著), COM (イラスト)

[FreeBSD 8.0] hal の make に失敗

7.3からアップグレードしたFreeBSD 8.0-RELEASE-p2で,halのmake中,次のようなエラーメッセージが出てmakeが失敗する。 probe-hiddev.c: In function ‘main’: probe-hiddev.c:81: error: ‘USB_GET_REPORT_ID’ undeclared (first use in this function) probe-hiddev.c:81: error: (Each undeclared identifier is reported only once probe-hiddev.c:81: error: for each function it appears in.) pkg_deleteでports で入れた libusb を消すと,何事もなく make が通った。 FreeBSD 8.0 Continue reading [FreeBSD 8.0] hal の make に失敗