MF文庫J

喰-kuu- (MF文庫J)
著:内田 俊 イラスト:まりお 金田

「あら、ガンキャノンみたいね」

モビルスーツ吹いたw

MF文庫J、2010年11月の新刊。第6回新人賞優秀賞受賞作。ネットでの感想を見て気になったので購入しました。
応募時タイトルは「食神」なんだけど、改題後は表紙のデザインも相俟って、『咲』っぽいとのもっぱらの噂。
確かに言われてみれば……。

著者の内田さんはメガミ文庫とスクエニでも受賞しており、後者の『おらくる☆ヒミコさん』に関してはどういう仕掛け方なのか、既に小説とコミカライズが同時発売しようとしているという。

イラストはラノベの挿絵は久し振りのまりお金田さん。富士ミス『激アルバイター・美波の事件簿』、ファミ通文庫『サウザント・メイジ』とか懐かし過ぎる。

内容は、大食いにチャレンジする少女みのりに一目惚れした主人公ハチが自分も大食いメニュー食神を制覇するために本気を出す……というもの。
口絵を見ると、ごく普通のMFらしいラブコメかと思うわけだが、良い意味でMFっぽくない、ある意味青春小説な仕上がりとなっている。

飯ネタのラノベと言えば、スーパーダッシュ文庫『ベン・トー』は外せないわけで。
比較しながら読むのも良いかと。
リーダビリティはこっちの方が上かなぁ。好みの問題か。

変態性は良い勝負だと思う。ギャグパートが酷くて見逃せない。まさか『仮面ライダーW』ネタとか出て来るとは思わんかったわ。

ハチと共に過食倶楽部に入部する蘭(あららぎ)。彼の語尾によく「さ」を付ける喋り方はファンタジア文庫『鋼殻のレギオス』を思い出すよな。
それに、蘭と言えば、同レーベル『丸鍋ねこ』シリーズの蘭ひょうを思い出しますね。七位連一さん、消滅したなぁ……。

それと、脇役、女子大生の蝶の髪飾りと言えば、同レーベル『僕は友達が少ない』の星奈なわけで。
偶然だろうが。

何にせよ、予想外に変態だったので面白かったです。2011年2月に出る2巻も楽しみ。

燃:B 萌:A- 笑:A 総:A

シリーズリンク
喰 -kuu- <2>(2011/02)

著者リンク
倒錯クロスファイト(メガミ文庫、2011/01)
おらくる☆ヒミコさん(ガンガンノベルズ、2011/02)
あおはるっ!(2012/01)
朽ちた神への聖謡譚(2013/04)
戦極ヤヲヨロズ 無課金だけど神殺し(MF文庫J、2014/10)
吾輩はオークである。 女騎士はまだいない。(MF文庫J、2016/02)

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞リンク
変態王子と笑わない猫。(最優秀賞、2010/10)
ふぉっくすている? 1本目(佳作、2010/10)
魔法少女☆仮免許(佳作、2010/11)
社会的には死んでも君を!(佳作、2010/11)

MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞リンク
ゴミ箱から失礼いたします(第5回、2009/11)
Tとパンツとイイ話(第7回、2011/10)
失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない!(第8回、2012/10)

CD,アニメ

ハートキャッチプリキュア!ボーカルアルバム1
ハートキャッチプリキュア!ボーカルアルバム2 ~いろとりどりの花言葉~

いやはや、勢い余ってアルバムをコンプリートしてしまった。しかし、何故か『HEART GOES ON』と劇場版『TomorrowSong』がどのアルバムにも入っていない不思議。
後者はともかく、前者は収録してしかるべきだと思うんだが……。つーか、劇中で最も視聴者の心に刻まれている挿入曲の筈では……。
これでは超テンション上がっちゃう!とは言えないかなぁ。

とは言え、各キャラソンが聴けば聴くほど、神曲過ぎて辛くなってくるw

燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

アニメ,漫画

第190話「荒川王様ゲーム決定戦」
第191話「宿命の対決」
第192話「ガラスハート」
第193話「神の声」
第194話「リーサルウエポン」
第195話「マリアの望み」
第196話「男の仕事」
第197話「犬の生活」
第198話「羊数え歌」
第199話「白線流し」
最終話「君に拍手を」

「生命を賭した戦いが今、始まろうとしていた!」

放ったらかし過ぎワロタ状態。

さて、いよいよ最終回。しかし、その内容は王様ゲーム決勝戦と、最終回らしからぬ、ごくごくいつも通りの内容でした。いやまぁ、そんな気はしていたが。

最終回っぽい要素と言えば、EDが1期の曲を使った特別仕様だったことと、その後のショートショートくらいだな。
普通に2011年内に3期が始まっても驚かない終わり方でした。

総評

そういうわけで、荒川河川敷を舞台に繰り広げられる人間模様、1期『荒川アンダーザブリッジ』全13BRIDGE、2期『荒川アンダーザブリッジ×2』全13BRIDGE×2、計全26BRIDGEでした。

シャフトにしては思ったほど奇抜な作りではなかったなぁという印象。それでもシャフトっぽさは山盛りだったけどな。

再現度という意味ではかなり高かったかな。原作はよく売れたそうですが。
この勢いで、『聖☆おにいさん』もアニメ化するんじゃないかなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:A

荒川アンダー ザ ブリッジ(11)(ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダー ザ ブリッジ(11)(ヤングガンガンコミックス)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「だからユーは誰より死に近くて悲しいんだ……」

VS京子戦は益々激しい展開に。え、怖い怖い怖いグロいグロいグロい!何で、全然規制されてないの?
いや、規制しろって意味じゃないんだけどさ!怖ぇよ!

何とか京子は撃破したものの、京子を唆した夜の王の存在が明らかになる。
一応、日常を取り戻した
ような状態にはなったが……。

妄想ユーのキャストは丹下桜さん。
今回のサブタイって、原作2巻のサブタイだけど、内容としては原作1巻だよな?

燃:A 萌:A 笑:C 総:A+

これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの (富士見ファンタジア文庫)
これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの (富士見ファンタジア文庫)

MF文庫J

ふぉっくすている? 1本目 (MF文庫J)
著:冬木 冬樹 イラスト:犬洞 あん(いぬがほら)

「巨乳を好きな男に罪はない!巨乳を好きな男に罪を感じる心にこそ!罪があるんだと俺は思う!」

約3ヶ月4週間の積み。第6回MF文庫J新人賞佳作受賞作品。応募時タイトルは「狐の百物語」。変更されたのが納得のタイトルだなw
MFの新人デビューで最初から巻数のカウントが書かれているのは珍しい。
実は既にGA文庫『かんなぎ家へようこそ!』でデビュー済みなワナ。

2レーベルで合計3作受賞作家ということで、興味を持って購入したんだと思う。綺麗な表紙に惹かれたってのも少なからずあった……筈。

主人公、凪は普通の人間として生きていくことを目指す九尾の狐。『かんなぎ家』の主人公は座敷童だったが、こちらは狐。もしかして世界観共通なのかなぁ。妖怪がわんさか出て来るし。

そんな凪の元に、幼狐もとい妖狐の橘が現れたことから物語は動き出す。妖怪のおにゃのこやクラスメイトのおにゃのこに囲まれて、ラブコメだわっしょい!かと思いきや、意外とシリアス。

『かんなぎ家』と上手く内包要素を分けてきているなという印象。ただ、今一つ盛り上がり切れないというかなぁ。
折角、女の子いっぱい出してるんだから、もっとラブコメれば良いのに。そこは2巻以降に期待しろってことなのか。

いやしかし、姑獲鳥がライトな表現をすると人妻になるとは知らなかったぜ……。
次は2010年11月に『魔法少女☆仮免許』、2011年2月に『ふぉっくすている? 2本目』と『魔法少女☆仮免許』2巻が同時発売です。執筆速度速過ぎるぜ……。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
ふぉっくすている? 2本目(2011/02)

著者リンク
かんなぎ家へようこそ!(GA文庫、2010/10)
魔法少女☆仮免許(2010/11)
無気力勇者と知りたがり魔王(2012/01)

イラストリンク
変態先輩と俺と彼女 <1>(ファンタジア文庫、2011/08)
あやかしマニアックス!(GA文庫、2011/10)

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞リンク
変態王子と笑わない猫。(最優秀賞、2010/10)
喰 -kuu-(優秀賞、2010/11)
社会的には死んでも君を!(佳作、2010/11)

MF文庫Jライトノベル新人賞佳作リンク
やってきたよ、ドルイドさん!(第4回、2008/10)
竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess(第5回、2009/11)
森羅万象を統べる者 〝万物創造〟(第8回、2012/10)
ひとりで生きるもん! ~粋がるぼっちと高嶺の花~(第10回、2014/11)
せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?(第13回、2017/11)

 

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「気持ち良い、もふもふ!」

おま、サブタイ、捻り無さ過ぎだろ……。2話と一緒やん。
さて、原作3巻、『愛しのオオカミ少女』編に突入。多分、全2回なんじゃないだろうか。

世界遺物保護協会のパーティーに参加した竜司は同い年くらいの少女と出会うが、その少女は巷を騒がせる遺物泥棒オッドアイだった。

予想外にアイが可愛かった。尻尾もふもふしたいです(^q^)

燃:B- 萌:A 笑:C+ 総:A-

ガガガ文庫,雑記

いつも通り、18日発売。ブツは、

・羽月莉音の帝国 <6>
羽月莉音の帝国 6 (ガガガ文庫)

の計1冊。

『人類は衰退しました』はアニメ化企画進行中。はいはいはいはい。
『むやみに分裂!!邪心大沼6』は表紙が『もしドラ』をパクリ過ぎていてひでぇw
人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)
むやみに分裂!! 邪神大沼 6 (ガガガ文庫)

杉井光さんがガガガに参戦、新シリーズ『花咲けるエリアルフォース』はスルー。杉井さんの真面目テンションは特別好きではないので。
同じく新シリーズ『パニッシュメント』もスルー。
花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫)
パニッシュメント (ガガガ文庫)

来月は新シリーズ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』がちょっと気になります。
『GJ部』は第二期始動で吹いた。季節が1巡したわけね。

CD,アニメ

ハートキャッチプリキュア!ボーカルベスト

ボーカルベストと言われたら、もう買うしかない。意外なのは『HEART GOES ON』が収録されていないということ。
いやいや、あれ入れないとベストとは言えない気が……。

とは言え、プリキュア達のキャラソンは今改めて聴くと、素晴らしい神曲に聴こえるから辛い。
1人につき、2曲ずつ。これからヘビーローテーションですね。

燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

電撃文庫

シロクロネクロ (電撃文庫)
著:多宇部 貞人(たうべ・さだと) イラスト:木村 樹崇(しげたか)

「ぱんてい!高峰の!」
「え、な、なに━━」
「ぱんてい!高峰!ぱんてい!高峰!」
「み……見せればいいの?」
「違う!」
「ぱんてい!高峰!ぱんてい!高峰!ぱんてい!高峰!」

ぱんていwwwwwwww
電車の中で何てもの読ませんだ<読むな

約1週間の積み。第17回電撃小説大賞大賞受賞作品。
最近流行りのドスケベ主人公ものがきましたよ。

ドスケベな主人公、由真(ゆうま)は偶然、良いネクロマンサー、シロネクロと悪いネクロマンサー、クロネクロの戦いに巻き込まれ、ゾンビになってしまう。
彼は自分をゾンビにしたシロネクロの少女、雪路(ゆきじ)を守るため、スケベな心を奮い立たせて戦いに身を投じていく……というお話。

メインキャラがゾンビというと、MF文庫J『ねくろま。』やアニメが放映中のファンタジア文庫『これはゾンビですか?』を思い出すわけだが。
分類としては、コメディ強めの学園異能バトルかなぁ。良くも悪くもラノベらしいラノベといったところか。

目新しい要素は無いけど、押さえるべきところは押さえているという印象。下半神様との合体シーンが無駄にアツいから困る。
あと、「男破威(おっぱい)」と「破暗帝(ぱんてい)」は素敵に頭悪かったですw

後書きの後には、おまけの『クロクロネクロ』を収録。既に2巻の執筆に入ってるらしいけど、それへの布石なのかな。
ランクは期待ageで高めにしときます。

燃:A- 萌:B+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
シロクロネクロⅡ(2011/05)

イラストリンク
終末領域のネメシス(このライトノベルがすごい!文庫、2013/09)

第17回電撃小説大賞リンク
アイドライジング!(金賞、2011/02)
青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)
雨の日のアイリス(4次選考、2011/05)

電撃小説大賞大賞リンク
アクセル・ワールド01 -黒雪姫の帰還-(第15回、2009/02)
アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム(第19回、2013/02)

電撃文庫

ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫 す 5-22)
著:鈴木 鈴 イラスト:藤真 拓哉

「アッシュさんも経験がおありでしょう?お父さまとお母さまに、『お仕置きごっこ』を教えてもらったことが」

約4ヶ月1週間の積み。電撃文庫。『白山さんと黒い鞄』が4巻で打ち切られたっぽい鈴木さんが7ヶ月振りに復活。
今度は異世界ファンタジーです。
イラストはスーパーダッシュ文庫『ガラクタ・パーツ』『反逆者』、ファミ通文庫『世界の危機はめくるめく!』、角川スニーカー文庫『R-15』等でお馴染み、藤真さんです。

騎士見習いの少年アッシュはクィンストラウス王国の王女イリステラの秘密を知ってしまう。聖女と称されるイリステラだが、彼女は実はドSだったのだ……というお話。

ところがどっこい、別にそこをさほどプッシュするわけでもないという何がしたいんだか、よく理解らない内容となっています。

ファンタジー設定はしっかり作りこんでありそうなんだけど、この内容なら、もっと力入れるべきところあるだろ!と思う。
お仕置きシーンをカットするとか、もうどういうことなの。折角、藤真さんにイラスト描いてもらってるんだから、やらしー展開にしないとなぁ。
姫様じゃなくて、内容自体にがっかりしたわ。
きっとまた打ち切りになるんじゃないかな……。

次は2011年2月。この間出ました。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B

シリーズリンク
ウチの姫さまにはがっかりです…。②(2011/02)

イラストリンク
ガラクタ・パーツ(スーパーダッシュ文庫、2008/01)
R-15 ようこそ天才学園へ!(スニーカー文庫、2009/07)
魔法少女リリカルなのはViVid <1>(角川コミックス、2010/01)
まちがい英雄の異世界召喚(ファンタジア文庫、2014/02)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
S級学園の自称「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ来られてバレバレです。(講談社ラノベ文庫、2022/08)