「だってほら、シャチホコって変じゃない。ブサイクだしさ。可愛くないよ。えびぞってる意味もわかんない」
4話でうえええーとなっていた僕を爆笑させてくれるとは思っていなかったので、物凄く驚いた。やれば出来るじゃねぇか! こんな感じの空気、ノリ、テンションで是非最後までお願いしたい。
今回のバランスは良い。2話に近い。どこを切ってもコミカルで、笑いながら見ていられるため話がゆったりと進んでもあまり気にならない。一喝とともに爆発する町中のシャチホコとか笑わずに居られるか? まあ、爆発ネタが二回続くのはちょっと問題かも知れないが、いっそ全国各地で巻き起こる爆発事件とかだと面白いか、とも思った(これはないだろうけど)。笑いどころで笑って楽しんだ分、感想が書きにくくなるのは……それはそれで困るのだが……楽しめたから良しとしよう。毎回怒りのブログ更新をしていると疲れる。
タイトルも、今までで一番嵌っている。勿論、これまでも沿ってはいたのだが、むしろタイトルに負けていた。今回はピシャリ、と話に合っている。「期待はずれの人」抗争を望む両団員にとっての団長であり、そして魚虎姫子の自分自身に対する評価でもある。
「サーキットの星」の持ち主は名前的にも因縁的にも三重モーターズ団長の持ち物だろうか。石が人に力を授けるのは確かだと思うが、その力を受けられる範囲が具体的にどのようなものなのかがまだ見えてこないな。所持している間、なのか、「その人間のもの」である間なのか。
千綾がタコになったのはくたびれた事のアニメ的表現かと思ったが、冷蔵庫に入れておけ、とか作中でも異物として扱われているのを見ると何らかの意味があるのだろう。これでタコ焼きが好きな女の子がタコになる、というだけのギャグ表現だったら驚くぞ。