はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅲ

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)Ⅲ (HJ文庫)
著:上栖 綴人 イラスト:卵の黄身

「関係ねえよ……無茶だとか、無茶じゃねえとか。無理だとか、無理じゃねえとかは」
「こいつはやるか、やらないか━━信じるか、信じないか……それだけの話なんだよ」
「……信じろよ、今こそ俺を」
「え……?」
「絶望的な状況、絶体絶命のピンチ……そういう状況の時だろうが。本当に信じなきゃいけないのは。有利な時や、可能性の高い事しか信じられないなら、そんなものは信じているとは言わねえのさ」
「無理だと思ったんだろ?だったら今だ。お前が俺を信じるのは、今なんだよ。お前が自分の居場所に選んだ男は、こんな所で負けやしねえってな」

約2ヶ月3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、美兎をアレイザードへと連れ戻すべく、向こうからやって来た勇者フィル。自分が勇者として人々に称賛されるためには、手段を選ばない卑劣な男。
美兎を傷つける彼の行いに暁月の怒りが爆発する。

前巻から直接続いているので、今回はシリアスとバトルだらけ。一応サービスシーンもあるが。
前回はちょっと不完全燃焼かなと思わないでもなかったが、今回は敵のスケールがデカ過ぎて面白かったです。
まぁ、その後にエピローグでもっと強い奴等がわさわさ出て来そうな気配が漂ったがw

適度に馬鹿エロなノリを維持しつつ、続けていってほしいですね。
次は2011年2月。

燃:A- 萌:A 笑:C 総:A

シリーズリンク
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅱ(2010/08)
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅳ(2011/02)

HJ文庫

Posted by お亀納豆