━━おのれリア充には、天佑もあるというのか!?
桜ノ杜ぶんこ2012年4月の新刊。約4年5ヶ月3週間半の積み。『かんづかさ』からは3ヶ月振り。
タイトルと帯の勢いを見て購入。この頃はまだラノベに対する購入ハードルが低かった時期ですね。
桜ノ杜ぶんこを読むのは初めて。
著者のくしまちさんはゲームのシナリオやら専門学校の講師やら色々とやっている人なのか。ちょいちょい名前を見掛ける気はする。
帯は『機動戦士ガンダムOO』ネタなんだけど、特に劇中にそういうネタがあるわけではない。ファーストネタは散見されたが。
大学受験に失敗した主人公、幸生(ゆきお)は幼馴染みの少女、江南(えなみ)に誘われ、スーパーコンテンツ学院のシナリオ・ノベルズ科に通うことに。そこには様々に個性豊かな者達が集まっていて……。
著者の体験を元に書かれたものだそうで、専門学校の闇みたいなものが垣間見えて面白かった。専門学校を舞台にしたラノベなんて今まで見たことあったっけな……。
そういう意味では面白かったんだが、いかんせんタイトルとの乖離がなぁ。勿論、劇中ではちゃんと厨二病に言及されてはいるんだけど、当時の厨二病の風潮とは異なっているというか。
少なくとも俺の期待している方向性ではなかった。
キャラ紹介が巻末にあるのおかしくね?カラー口絵も無いから、キャラのビジュアルイメージがふわっとしたまま読み進めなきゃいけなかったんだが……。
いつものように次は何月って書きたいところだが、この人、桜ノ杜ぶんこだけでも本を出し過ぎていて、とても書き切れねぇw
燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A