【ラノベ】ぼくたちのリメイク12 「おかえりなさい」【12巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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著:木緒 なち イラスト:えれっと

「生きている最後のその瞬間まで、絶対になんとかする、そうやって歯を食いしばって前に進む。それが……」
「生きることだって、僕は学んだんです」

ぜってぇ何とかする!!

2023年3月の新刊。約1日の積み。半年振りの新刊。
予告通り最終巻です。表紙は恭也とシノアキ。恭也の表情、活力が漲っていてカッコメンじゃん……。

さて、仲間達とゲームの企画を通すためあの手この手を尽くす恭也。茉平さんと対峙する時はすぐそこまで迫っている……。
まずは大人世代の過去のシーンがあって、そこで茉平さんの考えた方の根っこがどこにあるのかが明らかに。そうか、お母さんを亡くされてたのね……。

生命を削って作品を作るべきか、作品のために生命を捨てるなんてあってはならないことか、永遠の命題なんだよなぁ……。
どっちが間違ってるってわけでもないから難しい。せめて自分の考えを他者に押し付けないようにしないとな……。

ヒロインレースは順当にシノアキの勝利であった。いや確かにイフの未来で結婚していたというのは大きくて、物語構造として綺麗にハマった感はあるのだが……。
俺はやっぱり河瀬川さん一択なんですよねぇ。あのクソ真面目でキッツイところが良いんですよ、えぇ。酒の力を借りてキレ告白してくるのめっちゃ可愛いよな……。
あれ、河瀬川さんは『Ver.β』で大勝利となると、ナナコだけがどこでも救済されてないのか……。

エピローグ的な内容にもしっかりと紙幅が割かれていたのが良かった。落ち着いてフィナーレを迎えられたというか。
まーた〆方が美しいのよ……。挿絵の入れ方もニクいじゃん……。
恭也のタイムリープ周りは何となくこういうことなのかな?という、ふわっとした説明に留まっており曖昧なままにされている。個人的にはちゃんと説明してくれ派なのだが、まぁそこを深掘りすることが主題ではないしやむなしか。

総評

そんな具合でアニメ化もされた、ものづくりに真摯に向き合うMF文庫J『ぼくたちのリメイク』本編12巻+番外編3巻の計15冊、これにて完結。足掛けぴったし6年なのね。
最初こそ青春部活もののノリだったけど、3~4巻辺りで深い展開に入った辺りから面白さが一段階高みに上った印象がある。
貫之が離脱した時、真っ青になったもんな……。

タイムスリップというトンデモハップンな要素がありはするものの、地に足の着いたストーリー展開と魅力的なキャラ達で読ませる作品だったよねぇ。ラノベとしてはかなり特殊な立ち位置になったんではなかろうか。
俺は河瀬川さんと九路田が特に好きでした。河瀬川さんは言わずもがな、九路田は露悪的なところが良いんだよな。

恭也の「仕方なくなんかない、ぜってぇ何とかする」が事ある毎に頭に浮かぶ身体になってしまった……。この言葉を思い出すと、多少なりとも諦めてなるものかという気持ちが湧いてくるんだから凄いよね。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ぼくたちのリメイク11 無駄なことなんかひとつだって(2022/09)

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ぼくたちのリメイク 12 「おかえりなさい」【電子特典付き】 (MF文庫J)

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Posted by お亀納豆