小説 スイートプリキュア♪

小説 スイートプリキュア♪ (講談社キャラクター文庫)
著:大野 敏哉 イラスト:高橋 晃

「今は正直、響と一緒にいるほうが好きだよ」

2016年11月の新刊。約1日の積み。
ノベライズシリーズ第5弾はシリーズ第8作『スイートプリキュア♪』に。著者はメインライターである大野さん。

表紙のメロディ、イケメン過ぎやしませんかねぇ……。ハミィはいないのにピーちゃんがいるの草。
そんなハミィは裏表紙にいます。

『スマプリ』のノベライズのときもそうだったけど、帯に書いてある文がやたらおどろおどろしいのは何なの?
もっとあのプリキュアがノベライズで登場!みたいなので良いと思うんだけど。

さて、ノイズとの戦いから、まだ1年も経っていない時期。響はドイツ留学が決まり、その準備に追われていた。もう少しで奏達と離れ離れになってしまうのに、皆の心の距離は離れていくばかりで……。

戦いが終わって皆、未来へ羽ばたこうとしているところかと思いきや、響達はそれぞれ現実的な問題に直面していた。
そこへヴァニッシュと呼ばれる超常の存在が現れて、益々重苦しい展開に。正直、ここまでシリアスなノベライズだとは思ってなかったから面食らったわ……。

『スマプリ』のノベライズも結構鬱だったけど、あれは割と早い段階で読者には夢の世界的な何かだと示されているが、これは夢でも何でもないからな……。

ノベライズという文字媒体で戦闘シーンをがっつりやっても仕方ないという事情なのか、プリキュアに変身しているシーンは超短い。とはいえ、やっぱりいつもの決め台詞が出て来ると嬉しいもので。

劇中で響達はキュアモジューレを持っていないんだけど、プリキュアになる必要が無くなったから消えていたってことなのかな。
フェアリートーンは名前すら出て来ない。くどまゆ引退前に一花咲かせる展開ワンチャンと思っていたが……。

トーンの代わりにピーちゃんが放った謎の光をモジューレにセットして変身。ピーちゃん、やたらオイシイな……。

ほぼほぼ最後まで鬱展開の連続で、ちょっと食傷気味になるものの、エピローグで響と奏がイチャついてたら許せちゃうよね。
ってか響はエレンにもDOKIDOKIしてるし、やっぱりそっちのケがあるのでは……。

ところでトリオ・ザ・マイナーが普通の髪型になって加音町で暮らしているらしいが、そこは是非イラスト有で見たかった。
ってか普通じゃない髪型ってバスドラだけじゃね?

次の予定は未定か。『5』の話は何処へ消えたのか……。『Splash☆Star』に先を越されそうw

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

アニメリンク
スイートプリキュア♪ 最終話「ラララ~♪世界に響け、幸福のメロディニャ!」

シリーズリンク
小説 スマイルプリキュア!(2016/10)
小説 ふたりはプリキュアマックスハート(2017/10)