【ラノベ】ツッコミ待ちの町野さん【1巻/感想/ネタバレ】
著:にちょぴん イラスト:サコ
「三話の終盤で異形の怪物に変身する主人公の親友ポジションが、平和な日常シーンで唐突に放つ伏線セリフを、八木が……?」
電撃文庫2025年2月刊行物。約4週間の積み。
偶然目にした粗筋がラノベの粗筋によくありがちなフレーズをイジっていて、面白そうだなと思ったので読んでみました。
昔、同じレーベルに『彼女はつっこまれるのが好き!』ってシリーズがあったなぁw
著者のにちょぴんさんはこれがデビュー作なのか。新人賞の拾い上げなのかしら。
部員がひとりしかいないドミノ部で今日も今日とて黙々とドミノを並べる少年、二反田。そんな彼の元に毎日部活前のダベりをしに現れる町野さん。しょうもないやりとりを繰り返す内にふたりの関係性は徐々に変化していって……。
10ページ未満のショートショートを延々繰り返し、1年が経過するという構成。二反田と町野さんだけでなく、脇役達のLOVEの気配もちょくちょくと。
二反田と町野さんが良い雰囲気になっていくのは良いんだけど、いまいち町野さんの好意の理由がよく理解らないんだよな……。どこかにきっかけあった?と。
そうか、ドミノってドミノ倒しがメインの遊び方じゃないんだね。ドミノ=ドミノ倒しってインプットされてたわ……。
ガイコツパンダホヤのビジュアル怖過ぎてないてしまった。何てもの見せてくるんや……(´;ω;`)
巻末には2巻発売決定のお報せが。6月発売予定。ネームバリューのある作家さんの本なら巻末に次巻の予告が載っているのを時々見掛けるけど、無名の新人さんの本でというのは珍しいのでは。
うーん、冒頭の、おっ面白くなりそうやん?という感度が最後までそのまま続いてしまったな……。終盤へ向けて加速していくかと思いきや、ずーっと小ボケが続くんだもんな……。これは2巻は見送りですね……。
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A-
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