部活アンソロジー1「青」

部活アンソロジー1 「青」 (ファミ通文庫)
著:更伊 俊介、綾里 けいし、嬉野 秋彦、関根 パン、櫂末 高彰、佐々原 史緒
イラスト:霜月 えいと、ねりま、白井 鋭利、An2A、NOCO、himesuz

あぁ、もう説得力も何もないや。エロ本でいっか。部活=エロ本です。
だからこの本は『エロ本アンソロジー』ですね。

ファミ通文庫2013年7月の新刊。約3ヶ月半週間の罪。『ホラーアンソロジー2 〝黒〟』から11ヶ月、今年もまたアンソロジーの季節がやってまいりました。
今年のテーマは部活という、これまたいかようにもで話の作れそうなお題で。部活ですって言い張れば何でもアリみたいなもんだしな。

『B・E・T』

FBonline掲載。『犬とハサミは使いよう』の更伊さん。
無茶設定を押し通すノリは流石。最後のオチが甘酸っぱくて困る。

『宵下様探索部』

FBonline掲載。『B.A.D.』の綾里さん。だから、部活だっつってんのに、何でホラー方向に持って行こうとするんだよw
アウェーの筈なのに、ホームグラウンドかのようなプレーでワロタ

『理由なき反逆部の誰も知らない最初で最後かつ最大の戦いとその後日譚』

FBonline掲載。『黒鋼の魔紋修復士』の嬉野さん。正直、黒髪ロングの年上のお姉さんが出て来ただけでマンセーである。
正直、このキャラで1冊、青春ものを描いてほしいレベル。キャラから逆算して話を作っただけあって、その可愛さはBATSUGUN

『たたくぶ』

書き下ろし。『キュージュツカ!』の関根パンさん。独特なノリは健在のようで。

『バビ部!』

書き下ろし。『学校の階段』の櫂末さん。そういや、オリジナル部活ものの先達だったな。
流石、先達という内容ではなかったけど、持ち味はしっかりと入っていた感じ。『学校の階段』の文章のノリが結構残ってる。

『サルと踊れば』

書き下ろし。『死神少女と1/2アンデッド』の佐々原さん。実在する部活を題材にしているのが、この人だけという。
『暴風ガールズファイト』もそうだったけど、こういうガチ青春スポコンものをボーダーで書いたら当たるんじゃなかろうか……。

まとめ

実際にある部活を題材にした方がアウェーになるとか、どういうことなの……。いや、それでこそラノベでアンソロジーをやった意味があるというもんだけども。
次は2013年8月に2巻『「春」』。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ホラーアンソロジー2〝黒〟(2012/08)
部活アンソロジー2「春」(2013/08)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆