銀の河のガーディアン
著:三浦 良 イラスト:久世 メカデザイン:Ⅰ-Ⅳ
「助けられる命なら、助けるに越したことはないだろう?」
ファンタジア文庫2010年8月の新刊。前シリーズ『MA棋してる!』が大変残念なことになった三浦さんが1年10ヶ月振りに復活。
前作は、ようじょを主人公に据えて勝ち組となる筈が、まさかの1巻打ち切り。同時スタートした『影執事マルク』と『覇者の三剣』が人気出ただけに切ない。
二の轍は踏まないという作戦なのか、今回は読者モニターを用意して、帯や折り込みチラシやサイトにモニターの感想文を掲載する手法を用いている。
そのモニターに選ばれやしたぜ、ぐへへへへへへへへへ!
帯のモニターのコメントの一番下の24歳・男ってのが俺だ!
きっかけは第22回ファンタジア大賞の読者モニターをやったことだったんですよ。そのときに書いたアンケートを参考に本作を楽しめそうな人数名に声を掛けたんだとか。読者モニターの年齢上限は25歳の筈なのに、30歳の人が居る不思議は置いといて。
モニターに与えられたのはゲラだけでなく、ラフイラストとメカ設定。ゲラの実物とか初めて見たぜ……。
で、それを見て読んで、感想をメール若しくは手紙で返すという方式。
ファンタジア大賞のときは完成品貰えなかったので、今回も自分で買おうと思っていたら、普通に発売日の11日前に届きました。らっき!
さて、メカデザイン担当まで用意して気合いの入った魔術全開スペースオペラ。
イラストはスーパーダッシュ文庫『アンシーズ』でお馴染みの久世さん。
莫大な魔力を持つ超女顔の少年セーヤと皇帝直属軍の少女ラリエナが出会い、帝国を揺るがす大事件に立ち向かうというストーリー。
章扉ではメカ設定説明が設けられている。とゆーわけで、まさかのロボットものですよ。やたら設定をこねくりまわす作品は個人的に好きなんだけど、ヒットはしーきびだよなぁと鈴木大輔さんっぽく言ってみる。
ゲラで読んだときは、まだイラスト無かったんだけど、やっぱりイラストが付くと雰囲気ガラっと変わるな。
ラノベはイラストがあってナンボなんですよ!
って、セーヤ、女顔過ぎだろ。ビックリしたわw
後々、表紙を見たら、ガールズスペースオペラに見えてきたわ。
これはある程度、巻を重ねていってこそのシリーズだと思うから、是非続いてほしいですね。みんな買ってね!と読者モニターっぽく締めてみます。
燃:B+ 萌:B 笑:C+ 総:A-
シリーズリンク
・銀の河のガーディアン 2巻(2010/12)
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