【ラノベ】青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない【14巻／感想／ネタバレ】

著：鴨志田一　イラスト：溝口ケージ

「一時間三十八分も、梓川君は何をしてたんですか？」
「女子高生と尻を蹴り合って、交番に連れて行かれてた」

ハイエンドなプレイかな？
2024年８月の新刊。約１週間半の積み。１年１ヶ月振りの新刊。
表紙はステージ衣装の麻衣さん……かな？
今回も粗筋が異様な淡泊さ。前回に続いてってことは意図的なものなんだな。何か精神の不安定さを感じさせて怖いんだけど……。

さて、夢が現実にならないように細心の注意を払って行動してきた筈の咲太だったが、麻衣さんはステージ上で自身が霧島透子だと宣言してしまう。そこから次々と現実は咲太の知らない様相へと変化していって……。

改変された未来が悪いものではない、どころか人によっては改変前よりもハッピーってのが多値悪いよねぇ。
そんな中、翔子の協力で事態の真相に至ることに。美織が元凶だったとは……。全く重要人物だと思ってなかったわ……。何なら誰だっけ？くらいの認識である。

霧島透子というのは美織の親友だった女の子のことで。彼女は交通事故で亡くなっており、その心臓は翔子に移植されている。透子は咲太が未来を変えたことで亡くなったのかもしれないという事実を叩きつけてくるのしんどいな……。こんなんどうやって美織を納得させるんだよ。

今回は新規イラストは表紙のみ、口絵も挿絵もナッシングでどうしたことかと思ったら、溝口さんが体調不良だったのか。じゃあ無理して今出さなくても良くない？アニメ展開の都合上、やむを得ないんだろうか。
それに口絵には他の媒体で使ったイラストを収録するくらい出来たと思うんだが……。
次がラストで２ヶ月後の10月に発売予定なんだけど、流石に最終巻はもうちょっとイラスト増やす……よな？

燃：C+　萌：A-　笑：Ａ　総：Ａ

シリーズリンク
・青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない（2023/07）