【ラノベ】全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。【1巻/感想/ネタバレ】

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著:雨糸雀(あめりあ) イラスト:kodamazon

こんな病み堕ち展開、俺は断じて認めねえからな……!

エンターブレインのソフトカバー2024年8月刊行物。約1週間半の積み。
このラノ2025で紹介されており気になったので購入。エンターブレインのソフトカバーって今まで読んだことあったっけな。
カクヨム掲載作品。

この世界が前世で読んでいたダークファンタジー作品だと知った主人公ウォルカは出会ったら全滅必至のボスを片目片足を代償に死に物狂いで撃破し辛うじて生還した。
パーティーメンバーを誰一人死なせることなく乗り切ったことに安堵するウォルカだったが、ウォルカの剣士人生を断ち切ってしまった自責の念からパティ―のヒロイン達は病んでしまって……。

転生者特有の感覚で行動するウォルカと、彼に惹かれつつあるヒロイン達の価値観のズレが見所ってことかなぁ。
このラノのレビューでも書かれていた通り、あまり重たい雰囲気にならないんだけども、一方でコメディチックに描かれているかといえばそういうレベルでもなく。

ファンタジーらしい世界観設定もちょろちょろ出て来て、今一つ結局どこにストーリーの焦点を置きたいのかよく理解らなかったような。
決して詰まらないわけではないが、そもそも俺はヒロイン曇らせ要素が特に好きではないので、ヒロイン達の魅力を見せた上で落とされるとテンション下がってしまうな……。いや、内容をある程度知った上で読んでおいてなんなんだけども。

挿絵、モノクロと見せかけて瞳だけうっすら色付いてる?本作だけの演出とも思えないし、このレーベルは全部そうなんかしら。
うーん、悪くはなかったが続きを読もうってほどではなかったねぇ。

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

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全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。