戦う司書 The Book of Bantorra 第11話「弱者と迷宮と女王の指し手」

「そうか……俺はモッカニアを母親と会わせてやりたかっただけなんだ……」

モッカニアの反乱で大混乱に陥るバントーラ図書館。そんな中、ハミュッツとモッカニアの戦いが始まる。

一方、ウィンケニーは自分が対モッカニア専用の駒として使われるようになった経緯を思い出していた。彼は母親に連れられて神溺教団に入っており、その母親は『恋する爆弾』編でコリオ達が泊った宿屋のおかみだった。このキャラクターの絡め方がやっぱり上手いわ。
電撃文庫の『パラサイトムーン』もこんな感じだよな。

で、自分が本当のモッカニアの母ではないと気が付いてしまったレナス。そうしてモッカニアは自らその生命を絶つのだった。
こうして母に焦がれる二人の男の物語は閉幕する。何かやりきれねぇなぁ。

次は『戦う司書と神の石剣』編かと思いきや、先にハミュッツとマットアラストの過去話をやるみたいですね。一クールで一区切りつけるための措置かな。

ミュージッククリップはエンリケ編のものになりました。

燃:A 萌:B- 笑:C 総:A+

戦う司書と黒蟻の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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