ヒメゴトシステム2 ご乱心スクールデイズ
著:神崎 リン イラスト:千葉 サドル
「あらあら、コトコト。口元にご飯粒が」
「あ、ありがとうございます……あの、部長さん?」
「何?」
「普通、ほっぺについたご飯粒って指で取って、口にぱくっじゃないですか?お箸で取って、お茶碗に戻されたの初めてです」
「そう、コトコトの初体験ね」
「ええ、余り体験したくない初体験でした。ちょっと箸が刺さって、痛かったです」
約四ヶ月三週間の積み。七ヶ月振りの新刊。今回は文化祭。琴音をお姉様と慕う幼馴染み、希美子という少女が現れて騒動を巻き起こす。
表紙はお色気全開の有馬部長、帯も部長の台詞、総扉も部長ということで、部長のターンかと思いきや、全然そんなことはなかったんだぜ。普通に琴音がヒロインでした。
希美子は喋り方を見てると、勝手に脳内で新井里美さんボイスに変換されてしまうw
白井黒子の存在感が大き過ぎる。
いやしかし部長可愛いよ部長。何故部長が正ヒロインじゃないんだ……?
ストーリーはやはりラブコメというほどにはラブコメせず、かと言ってじゃあ何なんだと言われれば、何だろう、みたいな。粗筋には「放課後ラブコメ」って書いてあるけど。
青春小説ととれなくもないが。ちょっとラブありコメディとか。
著者の神崎さんは確か二月だったかに『そらのおとしもの』のノベライズを出す筈。
燃:C 萌:A 笑:B 総:B+
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