天川天音の否定公式Ⅳ

天川天音の否定公式 IV (MF文庫J)
著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「雪道っ!」
「雪道」
「雪道にゃん!」

「いったい」
「だれを」
「選ぶにゃ?」

約3ヶ月半週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は雪道と天音。粗筋も加えて、うわ、何か最終巻っぽい!と思ったらガチで最終巻でした。『オーガにズームUP!』のときと同じだ……。4巻の発売が決まって、よっしゃ3巻打ち切り回避した!と思った矢先にこれですよ。

もう口絵が4ページ……(´・ω・`)とか、いちいち書いちゃいけないんだろうか。

迫る文化祭と天音の旅立ちのとき。というわけで、序盤はいつも通りにラブコメです。あとコスプレ。みんな可愛いです。

しかし中盤から、学校のみんなが虐殺されて一気に鬱展開。瑛子まで死んで、おいおいどーすんだ、こりゃ最低でもメインキャラが1人くらい退場しないと収拾つかんぞ、と思っていたら、最後で時間が巻き戻った上に、式全てがこの世から消滅し、無かったことになるというパワープレイ。

ハーレムエンドで、これでもかというくらいにハッピーエンドでした。これまで絶望的な終わりを匂わせていた割にはハッピー過ぎて、ちょっと拍子抜けしたな。

打ち切りにも見えるし、予定通りの終了にも見えるしで。本編以外の部分でもやっとするわw
後書き見ると、既刊に重版かかったって書いてあるんだよな。ってことは打ち切りではないのか。そもそも、どこにも完結って書いてないんだよな。でも新シリーズ始まってるしなぁ。理解らねぇ……。

ってことでちょっと調べたら打ち切りの模様。次は「長月瑛子の恋愛公式」とか書いてあって吹いた。それ読みた過ぎるわwwww

総評

つーわけで、ラブコメ学園異能バトル『天川天音の否定公式』全4巻でした。
何と言っても一般人ヒロイン瑛子の可愛さが際立つシリーズでした。正直、シロコとか要る?

本筋は『この広い世界に2人ぼっち』と同じで、独特の世界観で何がどうなってるのかよく理解らん展開が多かったように思います。どっちもLOVE寄せ部分が良いんだよなぁ。前者は地雷認定したけども。

次は2010年7月に、ほんたにさんとのコンビ継続で『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌』が始動です。今、読んでます。
イラスト一緒だから、絵師後書きに「それではまた」とか紛らわしいこと書いてあったのね。

燃:B- 萌:A+ 笑:B+ 総:B+

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その1 ごく個人的な世界の終わり
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その1 ごく個人的な世界の終わり

MF文庫J

Posted by お亀納豆