【映画】プロメア【感想】
「俺の燃える火消し魂の方が100倍！10万倍！アツいんだよぉおおおおおおおッ!!!!」
アツい!!
概要
2019/05/24公開。
『天元突破グレンラガン』『キルラキル』でお馴染みのスタッフが製作したアニメ映画。会社の忘年会でゲットした好きな映画が観られるチケットがあったのでＣＭを見て気になった本作をチョイス。
最初は特撮やプリキュア等、いつも観ているものに使おうと思っていたんだけど、イオンシネマ桂川で上映してないんだよなぁ……。
本当は黄金週間中に観に行く予定だったものの、まぁ見事に観たいと思うものが無い。ってなわけで、期限ギリギリまで粘っていたわけですが、結論から言うとここまでチケットを使うのを先延ばしにしていて良かったわ。
イオンシネマ桂川は、朝はイオンモール桂川の殆どのお店が営業していないので、エレベーターで直接シネマエリアに向かうことになるんだけれども、これが判り難いの何の。ウロウロした挙句、従業員専用入り口の方にまで行ってしまった。
広さの割に案内板の設置数が少な過ぎるんだよなぁ。
あれ、5/24上映開始なのに5/25の朝一の回でめっちゃ人少なかったんだが……。劇場オリジナルアニメの人入りってそんなもんなのかしらん。
ストーリー
人類の一部が謎の発火現象を起こす〈バーニッシュ〉と化した世界大炎上から30年。人々は高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉を設立し、〈バーニッシュ〉火災に対応していた。
〈バーニングレスキュー〉の新人ガロはテロリスト集団〈マッドバーニッシュ〉のリーダーを捕えることに成功するが……。
導入から世界観の説明、掴みのアクションシーン、そこから怒涛のようなストーリー展開と隙が一切無い。
世界観の解説の時に〈バーニッシュ〉はストレスから発火しているような描写があったけど、結局本編中では殆どそういう表現は無かったよな。
あれはストレスを溜めやすい人が炎生命体とリンクし易いということだったんだろうかね。
キャラ
何といっても主人公ガロの熱の強さよ。いちいち見得を切ったり、名乗りを上げたりするノリがほんと暑苦しくて良い。
とにかくアツい男なんだけれどもきっちり火消しとして活躍するのがクール。
〈バーニッシュ〉のリオと並んでダブル主人公という具合になっていて、２人の対比でぐいぐいストーリーを牽引してくれる。
ガロとヒロイン、アイナのキスシーンは無いが、リオとのキスシーンはあるという。薄い本が厚くなりますわぁ……。
アイナは可愛いんだけど、いかんせん尺の都合で出番が少ないのが惜しい。要所要所でしっかり活躍はしてるんだけれども。
〈バーニングレスキュー〉の面々も濃い奴ばっかりなんだが、生憎この映画はガロとリオの関係性に焦点を絞っているので……。
キャスト
メインどころには俳優さんが起用されており、結構一般層を意識しているキャスティングなんだろうか。脚本の中島かずきさんが舞台繋がりで呼んだっぽいが。
脇役キャストが『グレンラガン』『キルラキル』主要キャラ率高めなのも意図的なのね
メカ
平気で『スパロボ』に出れるレベルのロボットが登場。ＰＶの時点でロボ要素があることは判っていたけど、思っていたレベルより遥かにロボットものだった。レスキューギアTYPE-Vなんて完全にヴァルヴレイヴⅢ火神鳴でしょｗ
リオデガロンが出た瞬間から完全に『グレンラガン』になってﾜﾛﾀ
デウス・Ｘ・マキナのあの丸っこいダサデザインがまさか最終決戦仕様じゃないだろうなとヒヤヒヤしたが、ガロがダサいからノれないとごね出してめっちゃ安心してしまったぜ。
名乗りの後に画面にでっかく名前がバァァアアアン！って出る演出ほんと良い悪ノリであるなぁ。
作画
とにかくカロリーが高く、後半に向かって滅茶苦茶なクオリティに跳ね上がっていくのがヤバい。ＣＧを駆使しているからこそ出来る画作りらしいんだが、ＣＧと手描きの境界もあまり気にならない仕上がりでしたね。
ポリゴン風を意識しているらしく、丸や三角、四角をふんだんに使った視覚効果が面白い。独特の画になっていて惹き込まれる。
まとめ
そんなわけで燃やして良いのは魂だけな『プロメア』でした。およそ２時間の尺できっちり完結してしまったのが勿体無いくらいの濃過ぎる傑作でした。
こうフォールポイントからの復活が実に爽快でしてねぇ。ここで外すなよ……っていうポイントできっちりキメてくるのはやっぱり嬉しいもので。
『グレンラガン』や『キルラキル』が好きだった人は絶対に観に行った方が良い。俺は『キルラキル』は未履修だけど、漏れ聞こえてきている話から考えると、多分ほぼほぼおんなじノリだと思う。
ストーリーが完全決着したようなものなので、ここから脇役達を掘り下げていくのは難しかろうなー。そこは勿体無いなー。
燃：A+ 萌：Ａ 笑：A- 総：Ｓ
特典リンク
・プロメアSIDEガロ
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