【漫画】GANTZ 31巻【感想／ネタバレ】

作：奥浩哉

「もうアメリカも中国も無くなッてんだ。巨人共を滅ぼした者がこの地球の支配者になれるんだよ」

2011年４月刊行物。
30巻を越えて表紙が赤色基調に変わったか。血の色を連想させて不吉やな……。

さて、タエちゃんを捜すのを一旦止めて、異星人の拠点の中で助けた人達を逃がすことになった計。
巨人をひとり人質にとって進む。通訳機能によってコミュニケーションが可能に。
え、計、いつの間にか巨人達に軍神と呼ばれる存在の弟をうっかり殺しちゃった所為でゴリゴリにマークされちゃってるの!?どんどんハードモードになってくじゃねーか……(´；ω；`)

人質が教えてくれたところによると、巨人の母星は滅んでおり地球を移民先として考えているみたい。
巨人だけでなく他の星人達も既に移民として地球に来ているとも。そうか、今まで戦ってきた奴等、移民だったのか。
じゃあ移民を殺害させていたガンツゲームの目的は一体……。超テクノロジーを持つ宇宙人に地球支配の主導権を取られたくないとかそういうことなんだろうか。

タエちゃんはタエちゃんでずーっと受難が続いているね……。何回死にかけるんや……。ここまで引っ張る以上はちゃんと計と再会出来るんだよね……？
一緒にペットになっていた男の子の安否も気になる。

レイカ達は今まで使用していたマンション内のガンツを使って、日本全国のプレイヤーに人々を救出する作戦に協力するよう呼び掛ける。
西曰く、複数のガンツを使ってプレイヤー達に指揮を出しているおじさん達は財閥や企業の権力者で昔からカタストロフィに備えて活動していたらしい。そもそもガンツゲーム自体が彼等が仕組んだものなのか？来たるべき星人との戦争に耐えうる人材を探していたとか……？

計やレイカの呼び掛けに応えて集まってくれた仲間達。意外と人数が多かったので、殺すために登場させたのでは……と疑ってしまう。裏切り者が混じってたりしないだろうな……。
その中に大阪編で杏を生き返らせると約束した眼鏡君の姿が。それだけでもアツいのに、彼、本当に約束を守って杏を再生してくれていて。お前……！めっちゃ頑張ったんやな……！まさか回収されるとは思わなんだ。

何故かガンツの再生機能が停止しており、通信と転送以外のことは出来なくなっているらしい。理屈が理解らない……。
ガンツの中のハゲのおっさんが協力的なのもよく理解らんよな。脳内の爆弾は消してもらえたっぽい？
タケシ、大左衛門のことを「とーちゃん」って呼ぶようになったのか……！大左衛門を馬鹿にした西を父直伝の必殺技で吹っ飛ばすの爽快ね。

一方、トンコツの亡骸を背負ったまま彷徨う弘斗。怒りと悲しみが力を増幅させているっぽい？力を使い過ぎると反動で死んでしまうのでは……。
そんな弘斗の頭に響いてるのは誰の声なんだろう。超能力の起源に関わる存在……？

燃：A+　萌：A-　笑：A-　総：S-

シリーズリンク
・GANTZ 30巻（2011/01）