彼女がフラグをおられたら 世界の真理など、私一人で充分だ
「……それでも、僕は最後まで叫び続けてやる」
「この世界は美しい、と」
「優しさをくれた人に、ありがとう、と」
がをがを~。
2014年6月の新刊。約1日の積み。隔月刊行。シリーズ通算9巻目。
表紙はまさかの髪を下ろした菜波。激動の粗筋も相俟って最終巻っぽさが凄い。にしても、まだ表紙に出てないヒロインが何人か居るのに何で重複させたんだろうか……。本当に最終巻なら納得出来るんだけども。
バレンタインデーの季節がやって来た。そわそわを通り越す勢いのクエスト寮女子メン達だったけど、肝心の颯太は遂に賢者の石を手にすることに……。
あっさりと瑠璃が退場してからは怒濤のシリアス展開でなぁ。颯太が誰も居ないクエスト寮で1人1人の部屋の前に逆チョコを置いていくシーンのクライマックス感がパナい。
ってか、これスニーカー文庫『東京皇帝☆北条恋歌』で一斗が北条皇斗として生きることを決意したシーンを思い出すな。
明かされる世界の真実。実は今、颯太達が居る世界は作られた仮想世界だったのだ。えっ、風呂敷千切れる勢いで広がってるやん!
手にした強大な力で、仮想世界に暮らす大切な人達を守るため、七徳院と共に熾烈な戦いに身を投じていく颯太。
そして本来の世界へと帰還することに。世界の真理へと辿り着き、感慨に浸る颯太だったけど、しかしサクラメントは言う。これこそが世界の真理の入り口だと。
『彼女がフラグをおられたら』第1部完!次巻からは第2部スタートってマジかよw
wktkが止まんねーじゃねーか!このタイミングで連続刊行とか粋な計らいだな。
次は2014年7月に10巻『この船旅が終わったら、私、お姫様になるの』、12月にOAD付き11巻。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・彼女がフラグをおられたら 今までこの初詣のお守りのお陰で何回も命拾いしたんだ、これ貸してやるよ(通常版)(2014/04)
・彼女がフラグをおられたら この船旅が終わったら、私、お姫様になるの(2014/07)
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