ソードアート・オンライン017 アリシゼーション・アウェイクニング

ソードアート・オンライン (17) アリシゼーション・アウェイクニング (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

「人族が……豚を助けて、人を斬る……?」
「違うわ。人を助けるために、悪を斬るのよ」

彼女達のDEBAN。

2016年4月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は8ヶ月振り。『アリシゼーション』編通算9冊目。ここまで長期化すると最早1つのシリーズだよな……。

表紙は地神テラリアと太陽神ソルスとしてアンダーワールドに降り立ったリーファとシノン。
口絵では、リーファがまさかの触手凌辱展開で目を剥く。最近、ストイックな展開が続いていたから驚き。本編中ではオークと仲良くなってるし、これは薄い本が厚くなりますわ……。

さて、キリトを助けるためにアスナに続いて次々とアンダーワールドに現れる仲間達。だが、それでもアリスを巡る陰謀を留まるところを知らず、遂にはSAO時代の因縁までも絡んできて……。

どんどん群像劇風味が強まっていくからか、今回は度々現在の戦況を説明する解説ページが挿入されている。
確かに誰と誰が行動を共にしているか段々判らなくなってくるし有り難い。

心意によって生み出した愛銃ヘカートⅡを構えるシノンさん、マジかっけぇ━━━━━━!挿絵の不敵な笑みが堪りませんな。

心意の力で精神をやられたりするんじゃないかと危惧していたけど、それ以前の問題で痛覚遮断機能が無いから、ダメージを受けると普通に激痛が走るというトンデモハップンなことに。

心意で回復出来る上に現実の身体じゃないからってダメージ描写がえげつな過ぎるでしょ……。キリトさんは潜り抜けて来た修羅場の数が違うから理解出来るけど、他の面子はよく精神が耐えられてるよな……。
特にリーファは無限回復能力を持っている所為で、余計に酷い。左目を長槍が貫通するとか容赦無さ過ぎですわ。

そして絶体絶命の中、遂にキリトさんが覚醒か……?というところで続く。目覚めたかに思えたキリトさんがいるのは現実世界……なのかしら。
えぐいところで引いた自覚はあるようで、最近スローペースだった本編進行を早めるようですね。
次は2016年6月に『アクセル・ワールド』20巻、8月に18巻。

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン016 アリシゼーション・エクスプローディング(2015/08)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <004>(2015/12)
ソードアート・オンライン018 アリシゼーション・ラスティング(2016/08)

著者リンク
絶対ナル孤独者 Sect.003 -凍結者 The Trancer-(2016/02)
アクセル・ワールド20 -白と黒の相剋-(2016/06)

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電撃文庫

Posted by お亀納豆