【ラノベ】タロットの御主人様。⑨【9巻/感想/ネタバレ】
著:七飯 宏隆 イラスト:YUKIRIN
「ふふっ。ついに始まったわね。この世の最後の一週間が」
約1ヶ月3週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。本編進行は10ヶ月振り。
表紙は新登場、“恋人”。勿論、帯を外すと、ぱんつが見えます。
さて、いよいよ佳境。次々とタロットは封印され、残すところ、後3枚。これが4、5巻あたりだったら、打ち切り完結かとガクブルするところですが、流石に、ここまできて打ち切り完結のために一気にタロット封印ってことはないよなぁ。
世間はバレンタインに浮足立つが、遂に秋人の前に“世界”が現れ、それどころではなくなってしまう。
チョコ爆弾の描写はもっとやるべきだった。
この“世界”は、他の21枚のカードの『詩篇』を行使出来るエイリアスカードというものを生成する能力を持つ。
ここにきて、この設定はある意味お約束で燃えざるを得ない。
結夏の思い出の男の子はどうやら“ジョーカー”のようで、その“ジョーカー”こそが「春」の名を持つ秋人の双子の兄弟なんじゃないかなぁと。
最早10枚近くなった持ち札だが、それでも人を傷つけることに躊躇いの無い“ジョーカー”に対して、秋人の勝利はあり得るのか。
そして激突する“ジョーカー”と真冬。って、ここで引っ張るとかどういうことなの。
次で完結らしいけど、残ったタロットの封印以外にもやることあるのに、後1冊に収まりきるんだろうか。
それに、折角新しいタロットが登場したんだし、短編集をもう1冊くらい出してほしいところ。本編完結後に後日談も含めたのを出せば良いと思うの。
何だかんだで、かなり面白くなってまいりました。
燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・タロットの御主人様。⑧(2009/12)
・タロットの御主人様。ぷちあそうと。(2010/05)
・タロットの御主人様。⑩(2011/02)
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