【ラノベ】俺のプロデュースしたエルフアイドルが可愛すぎて異世界が救われるレベル【感想/ネタバレ】
著:仁木 克人(にき・かつと) イラスト:天川 さっこ(あまかわ)
「調子に乗らせていただきます!今日の私は、とってもアガルカラです」
「ここに集ったすべての生命をドルオタとし……約束の地、ブドウカンへ導いてみせます!」
電撃文庫2020年12月の新刊。約2日の積み。電撃の新文芸よりデビューした仁木さんが電撃文庫にも登場。折り込みチラシで見てタイトルと表紙にビビっときたので購入。
勇者として異世界に召喚されたドルオタの主人公、荒宜翔人(あらぎ・ひろと)。召喚主のフィーリーフに素質を見出した翔人は彼女をアイドルとしてプロデュースすることに……。
ドルオタを異世界に放り込むというシチュエーションが面白そうだなーと思って読んだのが、これが思っていた以上に綺麗にハマってる。
また、このフィーリーフが健気で素直で可愛いんですよねぇ。表紙でも着ているアイドル衣装は肩や腋や太ももがむき出しでえっちなのも良い……(真顔)
こんな可愛い推しに至近距離で笑顔を見せたら、そら気も遠くなるってもんよ。
少しずつライブの規模を大きくしながらお話が進んでいくのだが、アイドルライブの要素が事態の解決の糸口になる流れが丁寧で面白い。
フィーリーフが踊ったり跳んだりするシーンは読んでいるとワクワクしてくるぞ。感情の盛り上げ方が上手いんだよなぁ。
翔人のあくまでも自分はいちドルオタに過ぎないという謙虚な姿勢がめっちゃ好き。大ピンチの場面でフィーリーフのいるステージに駆け付けたのに、ドルオタが近付いて良いのは客席の最前線までというドルオタの倫理観を死守するのほんとすこ。
で、ここで笑わせておいて、この後のコーレスがクッソ盛り上がるんですよ。サイリウムがあたかも光の剣かとばかりに輝くの超アガる。最後の方は俺も完全に脳内でコーレスしながらサイリウム振ってたわ……。
そんな具合で期待以上に面白かった『俺のプロデュースしたエルフアイドルが可愛すぎて異世界が救われるレベル』でした。最近読んだ『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求』3巻で電撃は新作の1巻打ち切り率が圧倒的に高いという話を読んだばかりなので不安しかないのだが、明らかに続きの構想がある終わり方をしているので続いてほしいなぁ……。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
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