シャギーロックヘヴン

シャギーロックヘヴン (幻狼ファンタジアノベルス)
著:十文字 青 イラスト:moz

「俺はここで生きて死ぬ」「この街は最果てだ。俺にとってはな。ここで死ねないと思うなら、おまえにとってはそうじゃないってことだ。夢を見られるうちに歩きだせばいい」

幻狼ファンタジアノベルズ2010年10月の新刊。約5ヶ月2週間の積み。
買ってから、角川スニーカー文庫『薔薇のマリア』のスピンオフって知ったんだぜ。

特にクランに所属しているわけでもない3人の侵入者、李猿(リーエン)、カート、ジョルカの生き様を描いた連作短編集。
舞台はサンランド無統治王国首都エルデン。

基本的に、ZOOの出て来ない『薔薇マリ』と思ってもらえれば良いかと。
後はスニーカーではNGくらいそうな表現があるかな?といった程度。男が男にレイプ?されるシーンとか。
スニーカーで出せない一番の要因はメインキャラが全員30代の男ってところだと思うがw

時系列はSmCが新興勢力として認識されている頃。『薔薇マリ』本編スタートのちょっと前といったところかな。

リンクとしてはファニー・フランクとオトミさんが登場する。俺が憶えていないだけで、他にも誰か出ていたかもしれん。
まぁ、別に『薔薇マリ』を知らんとイミフになるかというと、全然そんなことはないので無問題。

ってなわけで、『シャギーロックヘヴン』でした。ちょっと最後が尻切れトンボな気がしないでもない。
いやしかし、どうせスピンオフを出すなら、もっとアピールしてほしいぜw
次は2011年1月に新作『メガクルイデア』。

燃:C 萌:C 笑:B- 総:A-

著者リンク
ぼくのうた(2010/07)
メガクルイデア(2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)