神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック
著:大迫 純一 イラスト:BUNBUN
「もう充分だと私ゃ思います」
「だからもう、頑張れなんて、言わないでやってください」
約二日の積み。通算四十六冊目。シリーズ第十二弾。三ヶ月振りの新刊。大迫さんの場合、三ヶ月空いただけで「今回はペースダウンしたな」と思わせるところが怖いw
『こんふゅーじょん・ぶるう』と同時発売。ちなみに七月は『ポリフォニカ』の文庫は出ていません。『エイフォニック・ソングバード』があるから、一応新作が世に出てはいるわけだが。
表紙には十二巻目にして初めてマナガが居ません。現在と過去のマティアが背中合わせに立っている構図が素敵。
さて、マナガとマティアの過去を語ろう編、いよいよ下巻……の筈だったんだが、アマゾンなどにアップされた粗筋を見ると、思いっきりキネの一話だったのでどういうことやねんと思っていたら、キネのエピソードを先に語っておいた方が過去編がより面白いものになるだろうということで、この順の刊行形態になったらしい。元々は過去編が終わってからキネの焼き直しを出すつもりだったらしい。
後書きでも言われているが、目立った加筆修正部分が幾つかあり楽しめる。
一番気になるポイントは「始祖精霊でもない限り、一度決定した姿を簡単に変更することは出来ない」という記述。もうカリナさん=レティアコールと思えて仕方がないw
そしてマナガとマティアの契約シーンが犯罪チック過ぎる件w
過去編完結巻は三ヶ月後くらいかなぁ。早く読みたいよぉ!
次は『こんふゅーじょん・ぶるう』。
燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A
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