小説 仮面ライダーファイズ
━━こいつ、やっぱ牛乳瓶じゃ我慢できなくなったか……━━
講談社キャラクター文庫2013年1月の新刊。約2日の積み。『アギト』と同時発売。
著者はテレビシリーズのメインライターを務めた井上。
本作は、2004年にノベルスで刊行された『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』の文庫落ちという形式となっており、新たに書き下ろしが追加されている。
ノベルスも買って読んだけど、今、改めて読んでも相当にえげつない内容だな。読者を精神的フルボッコにする感じ。
ちびっこへの配慮が必要無い媒体だからって、やりたい放題過ぎる。特に、草加のやることやられることが、えげつなくてえげつなくて。
勿論、根本的な設定が大分違います。
でも、このノベライズシリーズ、ニチアサにCMやってんだよな……。大型書店なら、普通に置いてあるし、何も知らない純真無垢な子供が買っちゃう恐れが……。
群像劇+心理描写にウエイトを置いているので、その分、戦闘描写やライダーに関する設定の説明は薄い。
まぁ、1回読んでるから、戸惑うこともなく、残酷な展開を味わうことが出来たわけだが。いや、黒い話も好きなんですよ?
ってか、何で、こういう黒い話が好きなのに、子供向け特撮の脚本なんぞ書いているのか……。
次は2013年2月に『龍騎』『キバ』、3月に『響鬼』『電王』、4月に『剣』『ディケイド』と続く……筈。
燃:C 萌:B- 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・小説 仮面ライダーアギト(2013/01)
・小説 仮面ライダー剣(2013/03)
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