文芸部発マイソロジー <2>

文芸部発マイソロジー 2 (一迅社文庫 は 4-2)
著:早矢塚 かつや イラスト:きくらげ

「ふと思ったんスけど━━」
「ん?」
「ボクらって、むちゃくちゃラブコメしてませんか?」
「━━なにをいまさら」

約二ヶ月二週間の積み。五ヶ月振りの新刊。これでも早矢塚さんとしては予想より早い刊行らしい。マジでか。
表紙はクラフティアの大地と闇の神ギア。デザインがなかなかにツボ。おっぱいおっぱい!

今回はニャルラトテップの登場により、北欧神話世界に危機が迫るという話。この時期にニャルラトテップを出すって、ふざけてんのかと思ったら、『ニャル子さん』批判キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キネティック大賞とか設けて、繋がりがあるからこそ許されるネタなのか。

一巻のラストでクラフティアの住人だったアマヨリが現実世界に、こよりという少女として登場したことにより、恋のバトルは激化する。がっつりラブコメやろうという姿勢はいかにもMF出身の作家っぽくて大変良いんですが、スーパー神話大戦パートが結構ハードで、どうにもバランスが……。
あれかな、派手に負傷させることでバトルのスケール感を出したい、みたいなことか。

何にしても、これって多分各世界の神話に造詣が深い人が読むと無茶苦茶面白く感じるのではないかと思う。若しくは異常なまでに嫌悪感を示すか。
ギアのダブルハンマーは燃えどころだと思うんだ。

で、ラブコメだけじゃなくてスーパー神話大戦も激化。激化というか鬱要素が入ってきて、どうなることやら。伸びてほしくない方に伸びてきたなぁ。

次は二月だったっけ。でも、もう切りかなぁ。一応チェックするけど。

燃:B 萌:A- 笑:B 総:B

一迅社文庫

Posted by お亀納豆