ぼくと彼女に降る夜 ガールズ・メイク・クライ~偽りを慟哭する者

ぼくと彼女に降る夜 ガールズ・メイク・クライ~偽りを慟哭する者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「……先生ぇがなにも言わなかったから、今のヨル姉様は無茶してるですよ。これは先生ぇが自分で招いた結果です。先生ぇ、今更助けに入ろうとしても、手遅れですよ」
「そうだな……ごめん、もう手遅れだ」
「手遅れなんだな……でも、それでもだ、ナナ」
「全てが手遅れで今更どうにもならないのだとしても……俺に戦う力が残っていて、目の前に苦しむヨルがいる状況なら、俺は飛び出さずにはいられないんだよ」

約3ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『天才』ことサクラリス編中巻。毎日、清夢家に押しかけて来てはナイトとイチャイチャするサクラに遂にヨルがブチ切れる、みたいな何ともらぶこめちっくな粗筋が書いてありますが、ガチでチート合戦です。

今回は戦闘に関しては、ほぼナイトは傍観者。またもや、段階を踏んだ本気の出し合いですw

前回、登場したサクラリスは外見年齢はナイトと同じくらいで、いくら4歳と言われたって、こんなのようじょじゃないやい!と思っていたら、あくまでもそれは端末に過ぎず、本体がお出まし。
ナイトとも和解し、ようじょ!ようじょ!と喜んでいたら、ナイトの中に眠っていた源祖が動き出す。彼はサクラの身体を乗っ取ってしまう。
遂にナイトに正体を明かした先生。戦闘不能のヨル。源祖が出ていったことにより、魔乖呪が使えなくなってしまったナイト。八方塞がりの状態で『天才』編下巻に続きます。

次は3月。

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A+