【ラノベ感想】少年陰陽師 かなしき日々に咲き遺れ

少年陰陽師 かなしき日々に咲き遺れ (角川ビーンズ文庫)
著:結城 光流 イラスト:あさぎ 桜

だからもう。
想いを込めてきみの名を呼ぶことは、できない。

2013年10月の新刊。約2年10ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。通算40冊目。尸櫻編5巻にして完結巻。
今まで章完結のときって大抵ポジティブなサブタイが付いているイメージだったんだけど、今回の不穏な感じといったら。

満身創痍の神将達、魂魄の分かれてしまった晴明と大ピンチの連続で。そうそう大変なことにならないだろうと普段思われている面々が行動不能って状況は辛い。

そこから活路を開いた昌浩。里での修行の成果ということなのか、今までよりも大分頼もしくなった印象。結局、屍にはとどめを刺したんだろうか。

まさか天乙貴人が死亡した理由が明らかになるとは……。すっかり忘れてたわ、そんな設定……。

で、やっぱり死にそうで死にそうで死なない晴明。意識は戻ってないみたいだけど、まだ耐えてる。完全に死ぬ死ぬ詐欺だろ……。

一応、事態は解決したものの都のあちこちで不穏な気配が。敏次の咳なんて大分ヤバそうな症状だが大丈夫なのかよ。

次は2014年1月に『モンスター・クラーン 黎明の光冠』、4月に『夢見ていられる頃を過ぎ』、7月に『招きの音に乱れ飛べ』、10月に『こごりの囲にもの騒げ』、2015年3月に『留めの底にわだかまれ』、7月に『朽木のひずみに群れ集え』、11月に『かたしろの翅を繰り紡げ』、2016年7月に『そこに、あどなき祈りを』、8月に『いつか命の終わる日が』。

燃:C+ 萌:A- 笑:C 総:A

シリーズリンク
少年陰陽師 慄く瞳にくちずさめ(2013/06)
少年陰陽師 夢見ていられる頃を過ぎ(2014/04)

角川ビーンズ文庫

Posted by お亀納豆