【ラノベ】少年陰陽師 いつか命の終わる日が【49巻/感想/ネタバレ】
著:結城 光流 イラスト:伊東 七つ生
「神は、いる。何かが起こって、そこだけを見たら、願いをかなえてくれなかったと思えるときもあるが、それは違う。いつか遠い日に振り返ったとき、ああ神は確かにいて、願いをかなえてくれたのだと、わかる日が来る」
2016年8月の新刊。約4年2週間の積み。連続刊行。
今回も短編集ということで、各媒体の特典として書き下ろされた短編をまとめた1冊となってる。それでもまだ未収録の短編が沢山残っているらしい。どんだけ書いてんだ……。
昌浩以外のキャラが主役となった短編ばかりが集められており、ハートフル率が高くて良き良き。成親と北の方のエピソードが特にハートフルで良かったですねぇ。いちゃいちゃしおってからに……。
そんな中、異彩を放つ晴明と岦斎の悲劇へと至る物語。この2人の過去話、絶望的な結末を迎えることが確定しているから、2人が友情を育んでいるシーンがあればあるほどしんどくなるんだよな……。
ラストに敏次兄弟のエピソードを持ってくるなんて、最近やたらと敏次の扱いが良いような……。
初回特典として現代版の書き下ろしペーパーが。前回のペーパーからの続きとなっている。
次は2016年11月に『境の岸辺に甦れ』、2017年4月に『こたえぬ背に哭き叫べ 』、10月に『けがれの汀で恋い慕え』、11月に『現代編・近くば寄って目にも見よ 』、2018年10月に『おどみの殿でこころざせ 』、12月に『現代編・遠の眠りのみな目覚め』、2019年10月『まじなう柱に忍び侘べ 』。
燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・少年陰陽師 そこに、あどなき祈りを(2016/07)
・少年陰陽師 境の岸辺に甦れ(2016/11)
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