神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS④

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 4 (GA文庫 さ 1-14)

著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「見よ。この感動巨編!!」

約一日の積み。一ヶ月延期の末に発売。通算四十四冊目。三ヶ月振りの新刊。榊さんの『ポリフォニカ』としては二ヶ月振り。まぁ、厳密には『エイフォニック・ソングバード』があるから、もっと狭い間隔なわけだが。
『メモリーズ・ホワイト』と同時発売。今月に『ポリフォニカ』は二冊あるけど、両方ともキネティックの焼き直しなので、ちょっとぐんにょり。贅沢ですが。

表紙は大人コーティとエレインドゥース。二人には衣装デザインに共通している部分があったりするので、凄く良いコントラストになっています。ただ、エレインはレイトスとセットにするべきだろう、常識的に考えて……(´・ω・`)
五巻の表紙は誰だろうなぁ。あと女性キャラで出ていないのはユフィンリー、ミゼルドリット、ライカ、イアリティッケ、ウコンあたりか。
可能性として思いつくのはコーティ&ミゼルorイアリティッケ、ユフィンリー&ウォルフィスorミゼルあたりか。大穴でミゼル&イアリティッケ。
ウコンは女性とは言え、キャラクター的に表紙は無理っぽいしなぁ。ライカは微妙だが……。
口絵はピンナップ形式で、表はキネティック前半のパッケージ絵、裏はキャラ紹介になっている。

さて、キネティック三話前半戦。増加するテロに不安を煽られる市民達。それはトルバス神曲学院の学生達も例外ではなかった。しかし、それでも日常は続き、フォロンはコーティとの関係において、悩みが尽きることはなかった。自分達が世界の存亡を賭けた戦いに既に巻き込まれ始めていることに気付かずに……という筋。

今回は学院に〈嘆きの異邦人〉の神曲楽士達が襲撃してきたところまでを収録。後書き曰く、相当な箇所修正を加えているらしいが、特に目立った修正箇所は見付けられなかった。

特別短編は書き下ろし『TWIN SISTER』。ユギリ姉妹のエピソードかと思いきや、ミゼルのエピソードでした。
時期としてはフォロン達の卒業直前。『エイディング・クリムゾン』で語られたミゼルの合体変形の理由がより詳細に語られる。

このエピソード中にエリュトロンの名前が出て来るが、このタイミングでその名前を出すということは、『赤』の次の展開で出て来るということだろうか……。

後書きでシェアードワールドで広がった設定を色々取り込みたいと言っているが、そう言うことを匂わされるとwktkしてしまうなぁ。

そう言や、ブログで新企画がどーのこーのって言ってたけど、折角『イコノクラスト!』が終わって、出来た余裕を自ら粉砕するのか……。

次は『メモリーズ・ホワイト』。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

GA文庫

Posted by お亀納豆