【コミカライズ】冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム 10巻【感想】
原作：丸戸 史明 漫画：武者サブ キャラクター原案：深崎 暮人
「頑張れるよね？俺たち…」
2018年６月の新刊。
アニメ２期の製作も進み、順調に見えた「純情ヘクトパスカル」。しかし詩羽先輩にとっては金髪ツインテ娘をメインヒロインに据えることは非常に大きな問題で……。
あらゆるメディアミックスを駆使して全ヒロインのルートを描き出すというのは何とも無茶な展開で。とはいえ昨今サブヒロインルートをコミカライズでやるという手法はちらほら見掛けるし、荒唐無稽過ぎるというわけでもない。
ってか、このシリーズ自体がそういうコンセプトだしな……。そう考えると物凄いメタいことやってるようにも思える。
というかあらゆる媒体を使って様々なルートを展開するっていうのは非常に俺好みの売り方である。いや、ラブコメで見たい手法かと言われると微妙なんだけども。
最後は無事結ばれて良かった良かった。詩羽先輩は夢での出来事だと思っていたみたいだけど……。倫也の背中に刻まれた爪痕が生々し過ぎでしょうがよ。
総評
そんな具合でまさかこんなに長く続くとは思わなかった詩羽先輩がメインヒロインのスピンオフコミカライズ、ファンタジア文庫原作『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』全10巻でした。単行本だけだと足掛け４年２ヶ月。
気付けば数あるコミカライズの中で一番長く続いたシリーズになったんだな。
ほぼほぼ詩羽先輩との関係性に焦点を絞ったことで、彼女との関係性の描写の密度が高かったのが良かったですねぇ。
加えてラノベの製作現場を描き出すお仕事ものとしての側面もあったので、ぶっちゃけ本編より好きだったまである。
燃：B+ 萌：Ａ 笑：B+ 総：Ａ
シリーズリンク
・冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム ９巻（2017/12）
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| 冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム(10)(完) (ビッグガンガンコミックス) | |
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丸戸史明 武者サブ 深崎暮人
スクウェア・エニックス 2018-06-25 |
