【ラノベ】ぼくたちのリメイク3 共通ルート終了のお知らせ【3巻/感想】
著:木緒 なち イラスト:えれっと
「いやぁ、しかし貫之のこともそうだし、なんか橋場の周りには美少女ゲームみたいなことがよく起こってるよな!」
2017年11月の新刊。約1年5ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
今度は貫之のエピソードではあるのだけど、流石に彼を表紙に大写しするわけにもいかんということなのか、またシノアキの出番。
帯にはファンタジア文庫『冴えない彼女の育てかた』でお馴染みの丸戸史明さんから推薦文が。推薦……かな?
さて、貫之の学費を稼ぐため同人ゲーム製作を行うことになったチームきたやま。いずれプラチナ世代と呼ばれる凄腕クリエイターの卵達の才能を結集し、10年分の経験を活かしてプロデューサー業に臨む恭也だったが……。
納期と予算から削るべきところは削り、代案に変更し、スケジュールを上手く回していく恭也の仕事っぷりが読んでいて面白い。
そんな中、表面化するシノアキとナナコの女の戦い。しかし俺はちょっと言われただけで激反応しちゃう河瀬川さんが気になりますねぇ……。
ゲームを製作する中で、ちらちらと見える不穏な気配。恭也はなまじ実際に失敗した経験があるから、これは上手くいく、これは駄目という明確な判断基準を持っているけど、他のメンバーはそうじゃないんだよなぁ。
そこからチーム内に軋轢が生じ始めるくらいまでの展開は予想出来たけど、まさか貫之が大学を辞めてしまうとは……。
そうか、周囲からしたら10年分の経験値を先取りしている恭也はスーパーチート野郎に見えてしまうのか。そりゃ絶望しちゃうよな……。
恭也が干渉した所為でプラチナ世代の輝かしき未来は崩れ去った。ここでサブタイの本当の意味を明かしてぶん殴ってくるのえぐくね?こんな手痛いしっぺ返しがくるとはな……。
散々美少女ゲーム的な意味でのシノアキとナナコの共通ルート終了という気配を漂わせておいて、タイムリープ1周目と2周目における共通ルートだったとは……。鳥肌立ったわ。
怪しげな笑みを見せるケーコさん。まさか恭也のタイムリープは誰かが仕組んだことなのか?
そして今度は唐突にシノアキと結婚して、子供も生まれている未来にジャンプ。くそっ、一体何がどうなってやがる!?というところで続く。
あちゃ~、こりゃやられたわ~。そらこのラノにもランクインしますわ~って思ったけど、ランクインしたのこの巻が出る前だったわ……。
次は2018年4月に4巻、9月に5巻、2019年3月に6巻。
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・ぼくたちのリメイク2 十年前に戻って本気になれるものを見つけよう!(2017/07)
・ぼくたちのリメイク4 「いってらっしゃい」(2018/04)
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