【映画】爆上戦隊ブンブンジャー劇場BOON！プロミス・ザ・サーキット【感想／ネタバレ】

「どうだ！これがブンブンジャーだ!!」

満足度たっか……。

概要

2024/07/26公開。
中澤監督、冨岡さん脚本という鉄板の布陣。

今年は何故か「仮面ライダーSUMMER MOVIE 2024」と銘打たれており、戦隊も好きな俺としてはちょっともんにょりする。
上映時間や上映順からしてもライダーの方がウエイト高いのは昔からではあるが、公式側がこうもはっきりと優劣をつけてくるのはいかがなものかと……。誰が言い出したんだろ。

うぉぉぉぉお、初日は金曜日！有給取って初回上映に乗り込むぞ！ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ!!と意気込んで予約しようとしたら「おこさまシネマ」なる記述が。なにそれ？
ちびっこの映画デビューをサポートする施策で、明るめの場内や音量小さめでの上映、おしゃべりＯＫというものらしい。

施策自体は良い事だと思うんだけど、初日の初回上映でやる必要ある？ちびっこは夏休みだろうけど平日やぞ。保護者は仕事って方が多いだろうに……。俺等は観客の民度が比較的高い時間に観に行きたいんだが……。
幸い11:10～の上映回でも民度は高くて安心しました。

土日こそおこさまシネマの意義があると思うんだが、今、明日7/27（土）の朝一の回の予約状況を確認したらスカスカじゃねーか！以降の通常回は既に満席になってるのに……。
時間設定した担当者、ドアホなのかな……？

導入

大也が購入したサーキットでヒカキンとのコラボ撮影に臨むブンブンジャー。しかし、そこへ緊急ミッションが調さんからもたらされて……。
ヒカキンは本人役で出演。本作のタイトルが発表された時からヒカキンとコラボするのではと言われていたわけだが、夏映画にて実現か。

冒頭が完全にいつものヒカキンの動画の入り方で笑っちゃった。要所要所でよく見る表情やよく聞くＳＥが使われてるのも細かい。
ストーリーへの絡みはほぼ無いが、ＥＤダンスにも参加していて存在感はばっちり。
しかしこうなってくると放送前特番に出演していたバイク川崎バイクさんの立場が無くなるのでは……ｗ

ユーズド苦魔獣

これまでに倒してきた苦魔獣が多数再登場。イターシャ曰く、準備するのが大変だったらしいが、何故今回大量の苦魔獣を投入してきたのかは謎。
これに立ち向かうブンブンジャーということで、チェンジャーを構えたところからＯＰが流れ出す一連の見せ方があまりにも格好良い。
ＯＰフルサイズで苦魔獣軍団を蹴散らしていく画が爽快過ぎる。この冒頭のシーンだけで相当満足度が高いぞ。

ニコーラ・キードアー

惑星トリクルの王女。ハシリヤンに侵略された故郷から逃げてきた。こういうポジションのキャラって戦隊夏映画あるあるだよなｗ
お姫様という立場の割に衣装がドレスっぽくなかったのが意外。これはこれで個性があって良いと思うが。

調さん

最早、みんなの前で素を隠す気無いでしょｗ
今回は地球のためにニコーラ王女をハシリヤンに差し出そうとするISA上層部の決定に逆らってブンブンジャーに協力を依頼。
もしかして今後ISAと敵対関係になる可能性ある……？

デイモンサンダー

ハシリヤン捕物隊長。ニコーラを追って地球へとやって来た。落ち着いた言動でしっかり悪役といった役どころだけど、どうにも顔のデザインとマッチしていないような気がする。

キャストは『激走戦隊カーレンジャー』で陣内恭介／レッドレーサー役を務めた岸祐二さん。本人が『ブンブンジャー』が始まった頃から呼んでくれと言っていたそうだけど使いどころおかしくない？
普通にテレビシリーズでレジェンド客演の方がみんな喜ぶのでは……。いや、やらないと決まったわけでもないんだが。油断させておいてやりまーす！の方向に期待したいね。

デイモンサンダーが地球人を脅すために用意した惑星大破壊大ミサイル。キャストのオーディションをTTFCで配信しており、ブンブンジャー６人と調さんの計７人の内の誰かが声をあてている筈なのだがエフェクトが掛かっていることもあって、誰が起用されたのか全然判らんｗ

サーキットグルマー

映画ということでスケールの大きいものがモチーフに。デイモンサンダーよりこっちの方がデザイン格好良くないか？
キャストは関智一さん。サブスク声優、酷使され過ぎだろｗ
フォンフォンうるせぇｗ

サーキットに停車していたブンブンカーを取り込んで自由に操れるのはかなり凶悪な能力では……。
ロードスターとブンブンカーのカーチェイスシーンではロードスター傷つかないかな？大丈夫かな？という心配が勝っちゃうｗ

と思ったら、玄蕃にピットインを誘導されてあっさりハイウェイ空間へ撤収するのであった。そんなんありかよｗ

決戦

６人並んでのチェンジ、そこへブンブンとビュンディーも加えての８人名乗りと、だから満足度が高いとあれほど。
ここでもＯＰを使ってほしかったよなぁ。約30分の尺の中で２回ＯＰを使っても良いと思うの。

エピローグ

ニコーラ王女は帰る時にブンブンチェンジャーを渡されていた。中澤監督のインタビューではどのチェンジャーを持って帰ったかは判らないとなっていたけど、これはもしかしてテレビシリーズでの再登場ワンチャンあるんじゃないか……？

ＥＤダンス

いつものメンバーに加えて、オールスターな感じでとても楽しい画になっている。ブンブンジャーが全員揃って踊っているカットもあるので必見である。

まとめ

これが『爆上戦隊ブンブンジャー』だ!!というめちゃくちゃ誠実なつくりでとても面白かった。何の捻りもないのに、ここまで面白いの凄いな。
ブンブンジャーの６人だけじゃなく、調さんやブンブンにビュンディーとみんなにきっちり見せ場が用意されているのも上手い。それぞれがプロフェッショナルとしての役割をこなしているというか。

なお巨大戦はありませんでした。もう夏映画限定ロボは期待するだけ無駄なのかなぁ。今年はこうリデコしてきたか！みたいな楽しみがあったものだけどなぁ。

燃：A+　萌：Ａ　笑：Ａ　総：Ｓ

同時上映リンク
・仮面ライダーガッチャードザ・フューチャー・デイブレイク

本編リンク
・爆上戦隊ブンブンジャー　バクアゲ21「炎の届け物」

映画リンク
・映画王様戦隊キングオージャーアドベンチャー・ヘブン（2023/07）