【ラノベ感想】ゼロの使い魔22 〈ゼロの神話〉【22巻】
著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ
「俺、みんなと出会えてよかった。本当に、ありがとう」
2017年2月の新刊。約1週間半の積み。1年振りの新刊。間が空いたのは単に焦らしただけなのか執筆に時間がかかったのか。
あっ、才人が表紙に出るの初めてなのか。
帯の文言は1巻と合わせてあるらしい。やだ、心憎い……。
さて、いよいよ最終巻。ヴィットーリオ達ロマリアが求める聖地とは才人の故郷である地球のことだった。
ハルケギニアか、地球か。究極の選択を迫られる中、才人とルイズは6000年前の悲劇を繰り返してしまうのか……。
次々と明らかになる辛い真実に胸が押し潰されそうになる。どう足掻いても、才人とルイズがハッピーエンドに辿り着ける気がしなくてなぁ。
そんな中、男の友情がアツい。震えながらも才人救出作戦に参加するギーシュ格好良過ぎかよ……(´;ω;`)
常に共に戦ってきた戦友デルフリンガーも泣かせるんだよな。
クライマックスはずっと脳内でアニメ1期主題歌流れてましたよ。みんなもそうでしょうが?
本当、アニメ主題歌と本編のマッチ具合が神懸かってる。
アニメ4期は最終巻の先行公開みたいな側面もあるのかと思っていたけど、結構変えてきましたね。
ちょっと最後、尺が足りなかったかなぁ。もっとじっくりエピローグをやってくれても良かった。
まぁ、かといって才人が実家に帰るシーンなんぞやられたら電車の中でボロボロ泣いてしまった可能性があるのでアレだが……。
才人についてきちゃったルイズの処遇はどうなるんだろう。その辺でも一悶着あるに決まっているので、そこらを番外編で1冊出してもらえないものか。
総評
そんなわけで4度もアニメ化されたキスから始まる0%ラブコメディの皮を被った異世界冒険譚、MF文庫J『ゼロの使い魔』、ここにフィナーレ。
何はともあれ完結出来て良かった。最後の力を振り絞って、俺達に最終巻が届くようにしてくれたヤマグチ先生、有り難うございます。
現状、MF史上、最長シリーズかな?
ただの萌えラノベと見せかけてアツいドラマが度々繰り広げられる名作だった。特別目立たないけど、男の友情がアツいんだよな。特に今回も泣かされたデルフとの友情な。
望郷の才人等、胸に刺さるシーンが多かった印象。
2017年4月に文庫以外の媒体で発表された短編を収録した『Memorial BOOK』が発売されるけど、それはもういいかなー。
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・ゼロの使い魔21 〈六千年の真実〉(2016/02)
ゼロの使い魔22 ゼロの神話 (MF文庫J) | |
ヤマグチノボル 兎塚 エイジ
KADOKAWA 2017-02-25 |
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