【ラノベ】機巧少女は傷つかない15 Facing “Machine doll Ⅰ”【15巻/感想/ネタバレ】
著:海冬 レイジ イラスト:るろお
「照明ならば月で十分」
「喝采なんざ、似合いもしねえ」
かっけぇ……。
2015年9月の新刊。約6年6ヶ月2週間の積み。11ヶ月振りの新刊。結構間空いてんな。
表紙は火垂をはじめとするマグナスの戦隊の人形達。総扉ではちょっと引いた構図で同じイラストが掲載されていて、こちらの距離感の方が全体像が見えて良いんじゃない?妖しくも美しい……。
さて、夜会もいよいよ大詰め。雷真とロキ、時に敵対し時に共闘し、お互いを高め合っていった2人が再び激突する。
死線すれすれの戦いを繰り広げながらもどこか楽しそうな2人、バトルもの特有の男の友情みに溢れていて良いですねぇ。
辛うじて勝利を拾った雷真だったが、それでめでたしめでたしとなる筈もなく。相変わらず今にも死にそうな状態で動き続けているし、あちらもこちらも状況は悪くなる一方のようで。
グリゼルダ、本当に死んだの?かなりグロいやられ方してたが……。
マグナスは戦隊に赤羽の家が燃えたあの日の真実を語る……が、読者に対してはまだ伏せられたまま。
その辺のネタバラシは雷真との決着がついてからか。対峙する因縁の兄弟のシーン、厳かで格好良い……トゥンク
後書きでめちゃくちゃ次でラストみたいな空気を出しているが、2017年7月に2冊同時発売で完結なんだよなぁ。最後の最後で原稿が膨らんだってことなのかしら。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・機巧少女は傷つかない14 Facing“Violet Silver”(2014/10)
・機巧少女は傷つかない16上 Facing “Machine doll Ⅱ”(2017/07)
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