【ラノベ】姉をさがすなら姉のなか年上お姉さん×４との甘々アパート生活はじめます【感想／ネタバレ】

著：神里大和（かみざと・やまと）　イラスト：ねいび

全体的にえちえちなんだけれど、その中でも競泳水着の圧に押し潰されたおっぱいの形がかなりけしからんというか、僕の中の三〇〇人委員会集結会議において満場一致で非常にえっちという評価が与えられるほどに淫靡な輝きを放っている。

深く頷く音。

ファンタジア文庫2020年６月の新刊。約１日の積み。デビュー作『甘えてくる年上教官に養ってもらるのはやり過ぎですか？』を完結させた神里さんが連続刊行。
予約した段階ではサブタイはまだ公開されていなかったが、取り敢えず姉ものなら読んでみるとかと。
デビュー作も刊行当時どうしようかなーと思ったんだけど、バトル要素がめっちゃ邪魔そうだったからスルーしたんだよなー。

デビュー作が４巻まで出ていて、かつ次作が間髪入れずに刊行されているということは『年上教官』が一定の評価をされたということか。
どうやら神里さんは生粋の年上ヒロイン好きの模様。その思想、イエスだね！

かつて暮らしていた町へ親の仕事の都合で戻ってきた童顔の主人公、要（かなめ）。初恋のお姉ちゃんと再会出来るのではないかと期待に胸を膨らませる彼が出会ったのは同じアパートに住む４人のお姉さんで……。

４人のお姉さんの誰かが思い出のお姉ちゃんではないか探るというストーリーを軸に、素敵にお姉さん達のいる日常が描かれる。
その昔、沢山いるヒロインの中から妹を探し当てるというＭＦ文庫Ｊ『この中に１人、妹がいる！』という作品があってですね……。

４人というのはちょっと多過ぎるように思うが。それぞれに割ける尺が必然的に短くなっちゃうし。
それと気になったのがお姉さん達のキャラの偏り方。ショタ＆ソシャゲ大好き、ギャル系ユーチューバー、官能小説家、ゲーマーとサブカル方面に著しく偏っている。いくら何でもオタク男の好きな方面に固め過ぎではｗ
いやしかし、あ～～、年上のお姉さんに誘惑される展開堪らないわ～。軽率にスキンシップしてもらいたいわ～！（大の字）

個人的に推したいのはユーチューバーの一夏お姉さんかなぁ。テンション高めなのが良いね……。
また、香奈葉先生の競泳水着姿がえっち過ぎてなぁ。これは益荒男ゲージも上昇しようというものです。

表紙イラスト等からも判るように要はかなりのショタポテンシャルの持ち主で、これが読者の感情移入を妨げないかちょっと心配ではある。
お姉さんとの年齢差を際立たせるためにはこれくらい極端な方が良いのかなぁ。

そんな具合で新作でした。ミステリは調味料程度で、ラブコメの方を主にしていくと言ってくれているので暫くは追い掛けてみようかと思いまする。
同年代の美少女クラスメイトとか出して、そっちに脱線するんじゃないぞ！いいね!?

燃：Ｃ　萌：A+　笑：B+　総：Ａ