【ラノベ】自作3Dモデルを売るためにサキュバスメイドVtuberになってみた【感想/ネタバレ】
著:下垣 イラスト:姫咲 ゆずる
半目のサキュバスはセクシー。これは全男子の共通認識。
ファミ通文庫2023年3月の新刊。約2日の積み。第7回カクヨムWEBコンテストキャラクター文芸部門特別賞受賞作。
サキュバスメイドというえっちワードににまんまと釣られてしまう、どうも俺です。
イラストを担当している姫咲さんは自身もVtuberなのね。
CGデザイナーを目指す少年、賀藤琥珀は自作3Dモデルが売れないことに悩んでいた。宣伝目的で自身が魂となってモデルをVtuberショコラとしてデビューさせたところ、あれよあれよと人気が出てしまって……。
深く技術的な話をしているというレベルではないが、CG製作周りの要素をきちんと描写しているのは良いね。他のV小説もそういうところってフォーカスしてるのかしら。リップシンクの話が出て来るとは思わなんだ。
タイトルから連想していたえっち要素はほぼほぼ皆無というのがいかがなものかと……。加えて、このショコラの外見が浅黒い肌なのがまた俺の性癖にあまりマッチせずでなぁ。手に取ってもらうためにはタイトルに細工をしないといけないのは理解るが……。
で、えっち要素が無いにしてもコメディ調の内容だと思うじゃん?勿論、軽いノリではあるんだけど、夢に向かって頑張る、みたいなしっかり真面目な話をしている。
あ、ケルベロスのチ〇ポは何本かっていう話は面白かったです。
琥珀のネット上の付き合いがある人達が、リアルでも割と近くにいるのって有り得ないレベルの偶然だよね……。そこはツッコんじゃないけないところかな……。
カクヨム連載作品だからなのか、この1冊の中に山場と言えるポイントが無いように感じるな。こういうのって書き下ろしを挟んで調整したりしないものなのかな~。
そんなわけで決して悪い内容ではないんだけど、続きが出たとしても買うほどとは思えなかったな……。
燃:B- 萌:A- 笑:B+ 総:A-
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