のうりん
「よーし!じゃあ今からみんなでヤ●ザキ春のパンツ祭りだ!」
GA文庫2011年8月の新刊。約3ヶ月半週間の積み。『蒼海ガールズ!』を3巻で完結させた白鳥さんが1年5ヶ月振りに復活。
白鳥さんが復活となったら、それはもう買うしかない。
イラストはスーパーダッシュ文庫『G.L.』やガガガ文庫『ハレの日は学校を休みたい!』でお馴染みの切符さん。
目次に「時事ネタが風化しますので早めにお読み下さい」とか「たまにギャグが滑る」とか書いてあって吹いた。
さて、今回のシリーズはタイトル通り農林高校が舞台。アイドル草壁ゆかに憧れて上京を夢見る主人公、耕作のクラスに、当のアイドルが転校してくるところから物語は始まる。
農業ってテーマは恐ろしく斜め上だが、そうだよ!俺はこういう白鳥作品が読みたかったんだよ!!というノリで大変嬉しい。
すんごい面白かった。マジキチ。主人公がヒロインのぱんつをゴミ箱にダンクシュートするラノベなんて初めて読んだぜ……。
「GA文庫編集部さまの御聖断」クソワロタ
下ネタも最低で素晴らしかった。ダークマターじゃねぇよ、ふざけんなw
電車の中で何てもの読ませんだ<読むな
俺以外にもパイパンマンとか考えてる人が居て、ちょっと感動した。
マジキチだけでは終わらずに、ちゃんと真面目に農業もやっている。ギャグと農業のバランスが絶妙。
〈軍手(オラトリオ)〉格好良過ぎる……。
イラストの入れ方が面白い。ページの横半分、上半分だけがイラストだったり、本文からイラストの中の台詞にスイッチして、また本文に戻る、なんて演出があったり。
挿絵が無くなると展開が理解らなくなるのはラノベらしいと言えばラノベらしい。あんまり見たことない手法だけどな。GA文庫『ちみっ娘小学生レストランへようこそ!』くらいか。
手間がかかるのは間違いないしな。
かなり頻繁にフォントいじりをやってるんだけど、ちょっとやり過ぎかなと思わないでもない。いや、ちょっとじゃないか。相当いじってる。
ところでワラビーの若旦那がとても可愛い件。
そんなわけで期待の新シリーズ『のうりん』でした。もっとマジキチにしても良いのよ。
次は2011年11月です。
燃:C 萌:A- 笑:S- 総:A+
シリーズリンク
・のうりん <2>(2011/11)
コミカライズリンク
・のうりん <1>(2012/08)
・のうりん プチ <1>(2014/01)
・のうりん -野生- <1>(2014/03)
アニメリンク
・のうりん 第1限「厨脳ラブストーリー」
著者リンク
・蒼海ガールズ! The Mistress of Blue Water ep.1 -Welcome aboard!-(2009/08)
・蒼海ガールズ!3 The Mistress of Blue Water ep.Ⅲ -The Invisible Armada-(2010/03)
・りゅうおうのおしごと!(2015/09)
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