その男、魔法使い“A” <2>

その男、魔法使い“A” 2 (ファミ通文庫)
著:榊 一郎 イラスト:藤城 陽

「━━私が死んだら、困るんでしょ?」
「それはもう」
「だったら、貴方の都合に合わせて好きにしてくれればいいわ。元々、貴方に救われた人生だしね。貴方に、あげる」
「わかった。いただこう」

2012年3月の新刊。約3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、2巻。1巻ではっきりと『まかでみ』と世界観共有であることが判明したからか、今回は割とノリが『まかでみ』と近くなってます。

半ば成り行きとはいえ、榮太郎の側についたクラリッサは生命を狙われる立場になってしまう。凶弾に倒れた彼女はフェンリルと融合することで復活。その姿は黒髪+ケモノミミ+尻尾ということで、エーネさん!エーネさんやないか!

1巻の時点で、何で榮太郎の護衛としてエーネさんが居ないのかとは思ったけど、このシリーズ自体がエーネさん誕生エピソードだったわけね。

また、前回榮太郎が戦った超能力者達って、〈連盟〉のあの3人だったのね。居たなぁ、そんな人達。

黒幕が判明し、〈学園〉の魔法使い達も動き出し、あれよあれよという間に話が進んで、あれ、完結しちゃった?
シリーズというより、『まかでみ』シリーズのボーナストラックという位置づけだったのかな。

巻末には何とBLADEさんによるショートコミックが。『その男、眼鏡フェチ“A”』じゃねーよw
眼鏡かけたエーネさん可愛過ぎワロタ状態。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
その男、魔法使い“A” <1>(2011/11)

著者リンク
茉建寺エリノアの非主流科学研究室(2012/12)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆