ツルツルちゃん

ツルツルちゃん (NMG文庫)
著:仙田 学 イラスト:吉田 誠治

他人を整理整頓することは、ピンチから救うことにはならないんだ。

NMG文庫2013年4月の新刊。約1日の積み。著者の仙田さんから献本を頂きました。有り難うございます。
NMG文庫のレーベル雑感は、また別記事で書くとして。

仙田さんは早稲田文学新人賞を獲った人なのか。
イラストの吉田さんはエロゲの背景とかを描いてる人……なのか?よく判らん。

さて、超潔癖症のヒロイン、未来を幼馴染みに持つ主人公、映一。憧れの少女、兎実(うさみ)さんの手帳を未来が拾ったことから、映一は彼女の秘密を知ってしまって……というお話。

お、おお、これは一体、どう感想を書けば良いのだろうか、と困惑せざるを得ない。オチてるのかオチてないのかも判然としないというか。
昔懐かしの富士ミス臭を感じないでもないな。というか、中村九郎さん臭と言った方が良いか。

何にしても、ラノベを意識していない作りという感じか。記号的に、それっぽい要素はあるけども。
ボーダーの概念に近い。

最終的に、結局何やねんという結末を迎えるのだが、個人的には解答はこれ、というのが示されている方が好きなので、受け入れ難い展開かなぁ。
そもそも編集は何故、これをラノベで出そうと思ったのか……。

え、これ続き出るの……?

燃:C 萌:B- 笑:C 総:B

NMG文庫

Posted by お亀納豆