ぼくのゆうしゃ <2>

ぼくのゆうしゃ 2 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:Nino

「え!?ファルディオが充実している時って、お金にもの言わせて女の人と遊んでいる時だけじゃないの!?」

2013年8月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。連続刊行。
さて、神剣騎士団の少女セシリアが本格登場の第2巻。ルザルの街へと辿り着いたトオル達は闘技大会に参加することに。
しかし、この大会には勇者の生命を狙う魔人が潜入していて……というお話。

魔人という敵勢力の存在も明らかになって、話が動き出してきた……か?
ギャグは『生徒会』に比べると、今一つなんだけど、ギミックの使い方や伏線の仕込み方は面白いな。

純真なトオルにときめいちゃうセシリアだけど、この騎士様、電撃文庫『ソードアート・オンライン』のアスナみたいにミニスカ剣士だったら良かったんだけど、スパッツなんだよなぁ……。
俺、プリキュアは大好きだけど、スパッツ属性は無いんだよなぁ<どうでも良い

流石に、サクヤはそうそう再登場しないだろうと思っていたけど、速攻出て来たでござるの巻。ってか、今後も毎巻出て来そうだなw

そして、どんどん不穏さを増していくトオルの世界。ただ、向こう側の要素がどうやってノルンガルドと絡むのかが謎。
もしかして、トオルのお兄さんもノルンガルドに居るのだろうか……?

言葉の取り違いを使った痛快なオチと見せかけて、その後に同じネタで鬱な引っ張り方をするのはズルいというか何というか。

異世界らしくない現代っぽい単語が頻出するのは、召喚された勇者が残していった文化なんだろうか。

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A

シリーズリンク
ぼくのゆうしゃ(2013/07)
ぼくのゆうしゃ <3>(2013/12)