パティシエは最強の魔術師です。
著:いわなぎ 一葉 イラスト:ひだか なみ
「紗耶、俺と契約して下さい。不束者ですが、精一杯、王としての務めを果たしますので力を貸して下さい。一緒に世界を甘い平和な楽園にしませんか?」
一迅社文庫アイリス2010年1月の新刊。ファンタジアでデビューして、三冊本を出した後、消滅したいわなぎさんが一迅社アイリスで復活……と思ったけど、これより前に1冊アイリスから出してるのね。全然気付かんかった。やっぱりあれか、少女小説は最近ようやく入口が広がってきたけど、新人賞取ろうとと思ったら、男性向けの方が取り易いのかな。コバルトなんか超難関だっていうしなぁ。
作家買いかと言われると、別にそんなことは全然無い。ファンタジア時代も別に好きだったわけじゃないし。
タイトル買いです。
というわけで、一迅社アイリス初挑戦。紙堅いな、おい。
舞台は地下から白砂(シュクレ)と呼ばれる物質が湧き出す異世界。パティシエとして召喚された、お菓子作りが趣味の普通の女子高生、紗耶はソムリエと呼ばれる王に契約を迫られることに。
パティシエのみが唯一、白砂を砂糖としてお菓子にすることが出来、契約した王はそのお菓子の力でパワーアップするという設定。パティシエの作るお菓子がまるで魔法みたいという話。
なかなかに面白い設定だと思うんだけど、少女小説は殆ど読まないから新鮮なのかそうでないのかよく判らんな。
基本的に少女小説のノリには、なかなか馴染めないんだけど、これは割とさっくり読めた。タイプの違うイケメンに囲まれてDOKIDOKIです(ぇ
読んだら、スイーツが食べたくなります。
今巻はまだ取り敢えず舞台設定を整えて、キャラを配置しましたって感じなので、二巻以降どうなるかですね。続き出たら買います。
燃:B- 萌:B 笑:C 総:B+
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