【プリキュア同人誌】平成プリキュア対昭和ライダー アンソロジー大戦【感想】
発行:真・南海大決戦/TJ-type1
「愛も、自由も、青春も戦う事も、歌い、跳び跳ねるさりげない日常だって明日へ向かって変身する今の1ページなんだ!!」
平成プリキュアだと?
甘ったれるな!!
2018年9月発行。
平成の内に終了するプリキュアがきっちり15作品。ならば昭和ライダーと戦うしかない!というコンセプトで製作されたアンソロジー。
2015年10月に発行された『ディケイド&オールプリキュア ANTHOLOGY大戦』に続いて2度目のアンソロジー大戦となる。
ライダーとプリキュアのコラボというだけでもマニアックなのに、そこから更に昭和ライダー縛りだなんてニッチにも程がある。昭和ライダーは全然詳しくないんだが読まずにはいられない。
元ネタは勿論2014年3月に公開された『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』。
表紙がほぼほぼ当時のポスターそのままで笑うでしょ。
ほんとにこんな内容で成立すんのかよ……と思いながらページをめくったら、いきなり巨大化したJさんVSオーケストラさんとかいう納得出来過ぎる絵面で脱帽した。完全に『仮面ライダー大戦』の導入だわ。
当時、映画を観た記憶がありありと甦ってくる。
馳川HTBさんは短いながらもなぎさとほのか、南光太郎を上手く絡めてらっしゃるな。そうか、どちらも光の戦士/使者なんだな。
まぐあしさんはオーバーオール+ツインテのひめとかいう懐かしい姿を。この格好、『ハピプリ』11話くらいでしか見た憶えがない……。
クッピピラム太郎さんのイラストは安定のマリンこっち見んなである。
相羽裕司さん、ヌルヌルになれそうってw『ディケイド』の説教BGM脳内再生余裕でした。
それにつけてもこのアンソロにおけるBLACK/BLACKRXの使い勝手の良さは異常。まさか中の人ネタまで絡めて、一見接点の無かった筈の昭和ライダーと平成プリキュアを見事に繋げている。
読み終わった今なら、昭和ライダーと平成プリキュアがベストマッチとさえ言える気がするぜ。
参加者達のネタ被りもディケイドという破壊者を絡めることで、メタ的に内包してしまう構成が凄い。
加えてエールの説教、最高に気持ち良いんだよなぁ。エコーを出してくれているのもポイント高い。
最後にジオウが現れているのは3冊目のアンソロジー大戦への布石なのだろうか……。
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