【ラノベ】始まりの魔法使い5 始まりの時代【5巻/最終巻/感想】

始まりの魔法使い5 始まりの時代 (ファンタジア文庫)

著:石之宮 カント イラスト:ファルまろ

「あの子があんたのことを忘れてる間、私はずっと!あんたの隣にいた!あの竜なんかより、私の方が……あんたを、愛してるもの!」

2019年1月の新刊。約5日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は転生したあの人。

さて、サブタイ、帯、粗筋、口絵、全てが完結であることをバキバキに物語っていてショック死しそう。このパッケージングで終わらなきゃ詐欺ってレベルで最終巻である。

今回は竜歴1080年からスタート。頼もしい仲間達に村を託して、転生したアイを捜す旅に出た先生達。だが、その一方で発展した人類の文明はやがて竜の脅威となりうる段階に達していて……。

アイを捜す旅の中でニーナの想いを知る先生。あぁ、これはしんどいぞ……。1000年溜め込んでた気持ちだもんなぁ……。この後、ちょっと甘えてくるようになったニーナさん可愛過ぎませんか。
あれ、眼鏡掛けたニーナのイラストは無いんです?

先生が村に帰ってきた直後に、次々と住民達の相談事を捌いていくシーン、ほんとすき。ああいうシーンだけで丸々1冊作ってほしいまである。

火竜達との戦いでは剣部の英霊達が力を貸してくれる。おっと、これはアツいじゃないですか。ここでダルガが出て来るのズルイでしょ……。実質『金色のガッシュ!!』じゃんこんなの。

完結しちゃうのを覚悟しながら読んでいたが、やはり最後はかなり圧縮されているように感じるな……。
エピローグが物凄くあっさりしているのは圧縮されたが故なのかな……。

総評

そんな具合で歴史を紡ぐファンタジア文庫『始まりの魔法使い』全5巻、これにて打ち切り完結。文庫だけだと足掛け1年8ヶ月。
うーん、後2、3冊くらいは読みたかったのだが……。ドラマガ誌上でも多少プッシュされていたが、売れ線に乗っていない作風は厳しかったか……。
1巻のプロローグに登場していたカナタとアゼルは本編に出れず。

先生と一緒に文明の発展やそこに暮らす人々の成長を見守るのがとにかく楽しいシリーズでしたね。ラブコメ的にオイシイのもポイント高い。
何回でも言うけど、キツめの巨乳エルフ水色が最高なんだよな……。

カクヨムの方や石之宮さんのTwitterも確認しにいったが、完結だとは一言も書いてないんだけど、読者からのまだ続くんですよね?というコメントにはノーリアクションなので、ただ打ち切り完結を明言しない方針というだけっぽい。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-

シリーズリンク
始まりの魔法使い4 魔術の時代(2018/09)

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