【ラノベ】HAPPY DEATH DAY２ マーダラーズカーニバル【２巻／最終巻／感想／ネタバレ】
著：望 公太 イラスト：晩杯 あきら
「知ってますか、人を殺したらいけないんですよ？」
2011年12月刊行物。約１週間半の積み。３ヶ月振りの新刊。
さて、１巻のネクストプロローグから繋がる第２巻。登場人物どころか作風も大幅に変更しての展開。
口絵ピンナップ裏面、文字だけでギチギチに埋められており手抜き感が出ちゃってるの辛い。わざわざピンナップにしておいてこれはちょっとなぁ。
自殺屋ヨミジによって人里離れた館に集められた殺人鬼達。オフ会と称されたその集まりはしかし、不穏な匂いを孕んでいて。
食事殺人、雛村灰奈（はいな）の恋人である不二由（ふじ・ゆう）は付き添いとしてこの異常な空間へと足を踏み入れる……。
目次の章タイトル一覧からして望さんらしい捻くれ方をしていて好き。こういう当て字、気持ち良いよね。
二つ名持ちの異常者達が殺し合ったり変にミステリ要素が入っていたりと『戯言シリーズ』のフォロワー臭が強く出ているような。
『注文の多い料理店（ダイイングキッチン）』は流石にかっこいい……。
望さんの露悪的なところが前面に出ているストーリーでそんなに期待していなかったんだけど、存外楽しめた。流石にこいつは死なんやろってキャラがいなくて緊張感高かったのも良かったのかな。
仮面ライダー電王ドラゴンフォームって何ぞ。節子、それ電王やない、クウガや。使う必要の無いネタをぶっ込んで間違えるのはめっちゃ恥ずかしいじゃん……。
今回はネクストプロローグが無かったので３巻は売上次第だったってことだろうね。
確かに続きが読みたいというタイプの内容ではなかったもんなぁ。
燃：Ａ 萌：B+ 笑：A- 総：A+
シリーズリンク
・HAPPY DEATH DAY 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン（2011/09）
著者リンク
・異能バトルは日常系のなかで（2012/06）
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