【漫画】バクマン。6 無茶と根性 【6巻/感想/ネタバレ】
原作:大場 つぐみ 漫画:小畑 健
「週間連載は休んじゃ駄目なんだ!!」
熱いね、身体も心も……!
2010年1月刊行物。
表紙フォーマット、あっさり崩れるんかいwズッコけたわw
遂に訪れるサイコーの限界。思っていた以上に早かったな……。当然、編集部も作家仲間達も大騒ぎに。
週間漫画誌の連載作品で、週間連載の過酷さを語るとは……。この点をしっかり描写してくるのは編集部の思い切りの良さが見えて良いね。
サイコーの入院を知り、心乱れる亜豆の背中を押してくれるお母さん。亜豆のお母さん、要所要所で若者達を導いてくれるの頼りになるよな。
非常事態ということで、夢が叶うまで会わないという約束を枉げて対面するサイコーと亜豆。あ、あまずっぺ~~~~!!
決死の思い出でペンを動かすサイコーの手に亜豆が手を添えるシーン、アツい共同作業だったよね。
亜豆がサイコーの事を意識し出したルーツも明らかに。大分昔から接点があったのね。1巻の展開はちょっと唐突感があったから後付けかもしれないけど。
エイジもお見舞いに駆け付けてくれる。常識と破天荒の間を反復横跳びしてるの笑うわ。「レッツホスピタル」じゃないのよw
休載したくて仕方がない平丸さん。この人、見た目は超然としてるが思考は妙に俗物的だったりしてよく理解らんよな。そのくせ突然会社を辞めて漫画家になろうとするんだから……。
流石にぶっ倒れて手術+入院ともなると、サイコーの家族が黙ってないんじゃないかと思ったが、登場したのはお母さんのみで、お父さんとお爺ちゃんは全く姿を現さず。
お母さんもサイコーの熱意を前にして早々と折れることに。あまり家族間の問題はやらない作風ってことなんだろうか。
アシスタントの加藤さん、サイコーに色目を使い出したが、特にサイコーと亜豆の関係性を揺さぶるほどのキャラとも思えない。何か地雷に化けたりするんだろうか……。
この事態を重く見た編集長はサイコーの退院までと言わず、亜城木夢叶が高校卒業を迎える春までの「TRAP」の連載休止を決定。
これにはサイコーとシュージンだけでなく編集者や作家仲間達も反発、抗議行動にまで発展する事態に。
亜城木夢叶の連載にかける熱意を知っている人達が反発するのは理解出来る一方で、編集長の判断も妥当だからなぁ。
病気療養での連載中断だけでも読者の受ける印象は良くないのに、それで亡くなりでもしたら様々な憶測を呼ぶことになるし、最悪ジャンプという雑誌自体の存在が揺らぐ可能性もないではないもんな……。時には悪役にもなれなくては編集長は務まらないってことか。
最終的に編集長が折れて、極力早く連載を再開してくれると決断してくれて本当に良かった。服部さんが泣いて喜んでくれたのが印象的だった。
自分は担当じゃないから前に出たくても出れず、心配で心配で仕方なかったんやろなぁ……。服部さん……!!
技巧の話は全然出て来なくなっちゃったけど、クッソアツかったよな……。
このままアニメ化までまっしぐらやで!これで勝つる!とは問屋が卸さない。まだ連載が始まったばかりのタイトルが休載しても人気が落ちないなんていうのは甘い考えでしかなくて。
「TRAP」は一気に打ち切りの危機に晒されてしまう。
この危機にサイコーとシュージンはファンの要望を取り入れようとするも、港浦さんに叱られてしまって。
港浦さん、最初の印象こそ微妙だったけど頼りになるなぁ。
エイジはやっぱり漫画以外のことではめっちゃ助けてくれるけど、漫画が面白い面白くないに対してはドライな反応だったな。
遂に運命の分岐点となる連載会議。連載終了は2本。1本は蒼樹さんと中井さんの「hideout door」、そしてもう1本は……。おいおい、そこで引くのかよ!
路線変更してまで延命するつもりはないと言い切る蒼樹さん、そのブレなさはどこからくるんだろうか。他に収入源があって、連載が終わっても食うには困らないってことかなぁ。
いやしかし蒼樹さん、眼鏡めっちゃ似合うな……。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:S-
シリーズリンク
・バクマン。5 文集と写真集(2009/11)
・バクマン。7 ギャグとシリアス(2010/03)
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