アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「重ねれば、浅漬けが出来ます」

放課後、古典部部室でダラダラと過ごすことに思いの外、心地良さを感じ始めた奉太郎だったが、バイタリティ溢れるえるがそれを許す筈もなく。
奉太郎は学祭に向けて部誌を作成することになる。

過去の古典部部誌を求めて訪れた図書室では、摩耶花が登場。奉太郎達に新たな謎を提示する。
好奇心全開のえるは、ちょっとスキンシップが過剰過ぎるんじゃありませんこと?
あー、こんなんされたら絶対好きになってまうわー。

謎提示や解決シーンの状況説明演出が面白い。えるに引っ張っていかれるシーンではコスプレなんかも登場して、動きの乏しいシーンを上手いことアニメ用に作ってるよな。
メイドさんのえるが笑顔でメニューを強制選択させるシーンで吹いた。

奉太郎に可能性を見出したえるは休日、彼を呼び出し、ある告白をしようとするのだった。って、私服姿がえらい可愛いな、おい。

ED初見。あれ、何かエロくね?

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第1話「伝統ある古典部の再生」
第3話「事情ある古典部の末裔」

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「やらなくても良いことはやらない。やらなければいけないことは手短に、だ」

ラノベレーベルからデビューした米澤穂信さんの人気シリーズが京都アニメーション制作でまさかのアニメ化。
相変わらず京アニは斜め上の原作をアニメ化するなぁ。

『氷菓』は『古典部』シリーズ第1作のタイトルであり、エピソード毎にアニメのタイトルも変わる、と何処かで聞いた気がするのだが。

ちなみに今でこそ、角川文庫から刊行されているシリーズだが、初登場は今は亡きレーベル、スニーカー・ミステリ倶楽部だったことを憶えている人は少ないと思われる。
その時代から知ってる俺は勝ち組と言わざるを得ない。まぁ、2巻までしか読んでないんですけどね。

レーベルの崩壊で続刊不能、著者の他の作品が評価され、再び日の目を見てアニメ化って、去年の『GOSICK』と同じパターンですな。

さて、高校1年生の主人公、折木奉太郎は省エネをモットーに生きる少年。しかし、姉の頼みで廃部寸前の古典部への入部を余儀なくされてしまう。
そこで彼は好奇心旺盛な少女、千反田えると出会い……というお話。
奉太郎がダウナー系イケメンな件。

奉太郎はえるの好奇心を満足させるために、日常に潜む謎を次々と解決していくことになるという、日常系ミステリの系譜か。
基本的に目立ったアクションの無い作品なので、どこで動画枚数使っとんねんというシーンがちょくちょくあるなw

あとは地味になる絵面を誤魔化すための演出。えるの髪が伸びて、奉太郎を絡め捕るシーンは一歩間違えば捕食的なアレに見える気が……。

今回は取り敢えず古典部が再生するところまで。何だかんだ言いながらも、奉太郎はえると関わっていくことに……。
EDは本編が食い込んだためお預けか。

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第2話「名誉ある古典部の活動」