MF文庫J

神明解ろーどぐらす 2 (MF文庫J)

著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「チキララどしたの?うんこでも手掴みしたかい?」

うんこてwwwwww
これで笑っちまう俺の笑いのハードルは小学生レベルです。

約2ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、下校への情熱が止まるところを知らない第2巻。今回も連作短編形式です。

口絵2ページ目の学園異能バトルものっぽい雰囲気に吹いた。十勝って最早、下校に関しては変態の域だよなw

早々とネタ切れを起こすんじゃないかと思っていたが、意外と長持ちしそう。
今回は殆ど本筋進まなかったしな。

それはそうと、ギャルゲーキング、通称ギャングこと長万部とは一体?単に、『ギャルゴ!!!!!』と絡めたお遊びなのか。

そしてフラグ立ち。ラブコメとしてもボチボチ盛り上がってきそうです。

後書きでは最初に三浦さんの名前出してるのに、何で最後でイニシャルトークなんだよ
次は2010年9月。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

ガガガ文庫

GJ部(グッジョぶ)2 (ガガガ文庫)

著:新木 伸 イラスト:あるや

「GJ部部員の資格は、イベントを楽しめることだ」
「お祭りはけっこう好きですよ」
「お祭りが来たら楽しむのでは、それは常人だ。お祭りがなければでっち上げるのがGJ部員というものだ」

約3ヶ月3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。季節は移ろい夏。それでも、やっぱりゆるふわなGJ部の人達。

口絵のカプセルフィギュアっぽいキャラ紹介は面白いと思う。

ゆるふわ過ぎて何も感想浮かばないんだよなー。何も、と言うのは語弊があるか。前巻と似たり寄ったりの感想になるというのが正しい。
紫音さん可愛いよ紫音さん。

次は2010年9月。つまり今月です。1巻毎に季節が移っていくみたいだけど、全4巻で終わるんだろうか。どっちにせよ、もう切るけども(ぉ

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B

角川ビーンズ文庫

少年陰陽師 千尋の渦を押し流せ (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流 イラスト:あさぎ 桜

「言ったらいけないことを抱えてるときに、それでもやっぱりそばにいてくれたら、心が軽くなるかもなぁと、思う」

約5ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。通算29巻、颯峰編第4巻にして完結巻。
颯峰編開始前に、今度はご新規さんも入り易いように、明るい話にするって言ってなかったっけ?

確かに、暗いってほどじゃなかったけど、それでもやっぱり死者が……(´・ω・`)
飄舞はギリで助かっても良かったのになぁ。良いキャラだったし。

最後はマジ切れ勾陣が全部持っていくっていう。昌浩の活躍があんまり記憶に残ってねぇ……。

今回は初回限定特定として、書き下ろしペーパーが付いています。伊勢に居るため出番の全然無いメンバーの心温まるエピソード。
いやしかし、こういうペーパーって、用意するの結構手間かかってると思うんだけど、売上増えるのかなぁ。

次は2010年7月に久し振りの短編集『御厳の調べに舞い踊れ』。とっくに出てます。

燃:B 萌:B 笑:B 総:B+

スーパーダッシュ文庫

ロイヤル☆リトルスター ~魔法王女はアイドルを目指す~ (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:餅月 望 イラスト:千葉 サドル

「何度言わせるのじゃ、このたわけ者が。そち、プロデューサーの仕事をなんと心得ておる?」
「え?そりゃ、曲を作ったり衣装を選んだり、ダンスの指導とか…………」
「一番大切なものが抜けておるわ、たわけ」
「一番大切なもの、なにが、なにが抜けてるっていうんだ?」
「決まっておる。わらわを勇気づけてステージに立たせるという仕事じゃ」

約2週間の積み。スーパーダッシュ文庫から『小学星のプリンセス☆』でデビューした餅月さんが1年3ヶ月振りに送る新シリーズ。
イラストはスニーカー文庫『ヒメゴトシステム』、ファミ通文庫『臆病な僕と噛みまくりの魔女』、MF文庫J『斬光のバーンエルラ』、GA文庫『ありすとBOBO』、ガンガンノベルズ『欠落フェティシズム』でお馴染み、千葉サドルさん。

表紙ではタイトルの「ロ」と「リ」だけフォントが変わっているというアレな仕様。
最初は買うつもりなかったんだけど、口絵にスク水ニーソが出てたら買わざるを得ません。

主人公の高校生、信一は魔法を使う星の王女様セノンと出会う。彼女はまだ11歳ながら、国の借金を返すために、アイドルを目指していた。こうして信一のセノンをプロデュースする日々が始まった……というお話。
要は『アイドルマスター』ですね、分かります。

前シリーズのヒロイン、ルリスは外見が小学生だけど、精神的には高校生レベルということで、合法ロリ的な部分がありましたが、今回はガチロリですw
相変わらず、ようじょ描写の気合いの入りっぷりパネぇw

どうやったら大勢の観客にウケるとか真剣に考えるシーンなんかもちゃんとあるけど、要はプロデュースという大義名分で、ようじょにハァハァする小説です。
旧スク+白ニーソGJと言わざるを得ない。

そして実は『小学星のプリンセス☆』と同一世界観です。小学星とかいう、ふざけた固有名詞は出て来ないが、メインキャラに中学星人が居ます。

次は2010年10月。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ロイヤル☆リトルスター2 ~小さなアイドルは永遠に~(2010/11)

MF文庫J,アニメ

「おばあちゃんがくるのでし」

一番最初のアシストロイド、ラウリィが嘉和家にやって来た。当時のアシストロイドが人型をしており、メカメカしいラインが肌に入っているものの、基本美少女です。白いワンピースが堪りません。

OPカットに始まり、今回は終始、しんみりしたテンションでお送りします。
EDも特別仕様。たまには、こんな展開も良いものだと思わせるお話でした。

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A

あそびにいくヨ! 5巻 (MFコミックス アライブシリーズ)
あそびにいくヨ! 5巻 (MFコミックス アライブシリーズ)

MF文庫J

この中に1人、妹がいる! (MF文庫J)

著:田口 一 イラスト:CUTEG(カム)

わからない。わからないが、確実なことはただ一つ。
いる。
この中に、いる。
この中に一人、妹がいる!

約2週間の積み。MF文庫Jから『魔女ルミカの赤い糸』でデビューした田口さんの4番目のシリーズ。5ヶ月振りの登場です。
タイトルが上手くて、釣られたクマー!
イラストはファミ通文庫『ココロコネクト』のコミカライズを担当しているCUTEGさん。

高校在学中に彼女を作ることが父の遺言である主人公、将悟は正体の判らぬ生き別れの妹に結婚を迫られる。
編入早々、仲良くなった女の子達とも、迂闊に仲良くなることが出来なくて……というお話。

話の流れが何だか『世にも奇妙な物語』みたいです。
発想が面白いよな。誰が妹か判らないという状況を作るため、1巻目から、とにかく女の子が多い。
まだまだ導入といった段階で、果たして確約されている3巻までに、どれだけ各ヒロインを掘り下げられるかが勝利の鍵か。

元々、この作品は田口さんの前シリーズ『三流木萌花は名担当!』でお遊び企画としてタイトルと簡単な粗筋だけを考えられた作品群の中から、モバイルアンケートで実際に読んでみたいものをリサーチしたところ、上位に食い込んだものを元ネタとして書かれているらしい。モバイルで、そんなことやってたのか……。

また、アライブにCUTEGさんの手による番外編コミックが掲載されるそうで、結構プッシュする気なのかな。
期待ageでランク高めにしときます。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
この中に1人、妹がいる! <2>(2010/11)

アニメリンク
この中に1人、妹がいる! 第01話「見知らぬ妹からの声」

著者リンク
三流木萌花は名担当!(2009/09)
三流木萌花は名担当! <3>(2010/03)

イラストリンク
うちの魔女しりませんか?(ガガガ文庫、2011/01)
アイドライジング!(電撃文庫、2011/02)
ココロコネクト <1>(ファミ通クリアコミックス、2011/05)
彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ(講談社ラノベ文庫、2011/12)
私とあなたの青春革命。(電撃文庫、2012/07)
マジカル・デスゲーム1 少女は魔法で嘘をつく(ファンタジア文庫、2014/03)
誉められて神軍1 新宿市国(講談社ラノベ文庫、2016/11)
完璧美少女な天才ショタがダダ甘お姉ちゃんと業界仰天のゲームを創りながらゲーム作りの怖いお話を聞かされています!(講談社ラノベ文庫、2019/08)

HJ文庫

気になるあの娘はエロゲンガ―! (HJ文庫)

著:谷崎 央佳(おうが) イラスト:光星(かんしん)

「な、な、なりきれませんか?わ……わたしを、す、好きになった、浅野くん自身に」

約5日の積み。ガガガ文庫から『ベクシル』のノベライズで小説家デビューした谷崎さんがHJ文庫に登場。谷崎さんは冲方さんの文芸アシスタントをやっていたんだとか。
イラストは同レーベルに『パステルマジック』で登場済の光星さん。どうやって、「かんしん」と読むのだろう。
タイトルの「娘」は「こ」と読むのか「娘」と読むのか。まぁ、「こ」って読んだ方がしっくりくるが。

主人公、一哉(いちや)は中堅ラノベ作家の兄のゴーストライターを務める高校生。そんな彼がクラスメイトの美少女、小春の秘密を知ってしまったことから、文芸部に所属し、同人エロゲのシナリオを書く破目になって……というストーリー。
つまりエロゲンガーとはエロゲーの原画を描く人のこと。シャドーポケモン、ゲンガーとは何の関係もありません。最初、淫夢を見せてくるゲンガーを妄想したのは俺だけで良い。

文芸部とは真っ赤な偽り、その正体は同人エロゲー制作部。一哉を除けば、そのメンバーは全員美少女、顧問の先生も美人さんと超ご都合主義のキャラ配置。先生くらいは男でも良かったと思うんだよな。

うーむ、美少女ゲームがおにゃのこだらけなのは、すんなり受け入れられるんだけど、ラノベで意味無く女の子だらけのシチュエーションを見ると違和感覚えちゃんだよなぁ。

ページ数があまりないこともあってか、それぞれのヒロインと軽く固有イベントやって、無難な結末に辿り着くという感じ。
可もなく不可もなく。ただ、ポテンシャルはあると思うので、その辺に期待したい。同レーベルの『ぼいレコ!』みたいに、そのままフェードアウトしていく可能性もあるがw
いやしかし、タイトルに思いっきり「エロ」って入ってるラノベって珍しいんじゃね?

ランクは期待ageしときます。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

ポケットモンスター モンスターコレクション M-068 ゲンガー
ポケットモンスター モンスターコレクション M-068 ゲンガー

電撃文庫

九罰の悪魔召喚術〈3〉 (電撃文庫)

著:折口 良乃 イラスト:戌角 柾

「僕らの誇りは、負けないこと」

約5ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。タイトルの「Ⅲ」は「トロア」と読みます。
これまで表紙はアイム単独だったが、今回は七罪も登場。

前巻でアイムが学校に通うようになったけど、今回はその要素は全く活かされてません。つーか、今回は謝肉祭で学校自体がお休みというワナ。

友人の羽堂から、丘の上の屋敷に住む魔女のことを聞いた九罰はアイムとずっと一緒に居る方法を見付けるため、その女性を訪ねることに。そこで思わぬトラブルに巻き込まれて……というお話。

エピソード的には九罰とアイムの話というよりは、新登場のイヴと悪魔アンドラスの関係性に焦点が当てられている印象。
加えて、やたら伏線臭いものが見えるので、次のエピソードへの前哨戦といったところか。

しかし、本作が刊行された翌月に新シリーズ『死想図書館のリヴル・ブランシェ』が開始という不思議。
てっきり『九罰』は3巻で打ち切り完結するんだと思ってたんだけど、明らかに4巻へ続いてんだよなぁ。
それとも、3巻の売上を伸ばすために、伏線臭いこといっぱい書いてるとかなのか?

燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:B+

死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)
死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)

スマッシュ文庫

破小路ねるのと堕天〈だてん〉列車事件 (スマッシュ文庫 き 1-1-1)

著:木戸 実験(みのり) イラスト:山本 ケイジ

ポケットティッシュで手早く流血をぬぐい、太めのコヨリを彼女の鼻につっこむ。ヒロインとは思えない顔になるが、小説なんで別にいいよな。

スマッシュ文庫2010年5月の新刊。タイトルの「破小路」は「はこうじ」と読みます。
最初は買うつもりなかったんだけど、粗筋を見たら、文芸部って単語が見えたから、つい買っちゃいました。

本作は2部構成となっており、登場人物達が堕天列車事件の真相を推理する『堕天列車の章』と、真相が明らかになりセカイ系の展開となる『破小路ねるのの章』から構成されている。

こういった構成はなかなか珍しいのではないかと思われ。ただ、まぁ面白いかと言われると、別にそうでもない。山本さんのイラスト好きさに手元に置いている人が多いのではなかろうか。

冒頭に導入のコミックがあるんだけど、ここでの期待感が大きかっただけに、本編が残念な出来となってしまっている印象。

本文中に注釈があることに驚いた。「眷属」って単語に注釈が要るのかは甚だ疑問だけれども。

続きが出てもおかしくはない終わり方をしているが、刊行予定に新作っぽいがの上がってるんだよなぁ。まぁ、続きが出たところで買うつもりはないが。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B

著者リンク
かまいたちの娘の毒舌はキレキレです 反ラノベ狂騒曲(2012/08)

ファミ通文庫

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

著:櫂末 高彰 イラスト:甘福 あまね

「━━皆さんがいてくれたからわかりました。皆さんにもまた、感謝しています。
もう、私たちの背中を追うことはありません。これからは皆さんが、続いてくる後輩たちにその背中を見せてあげてください。何も、何も心配することはない。一心に追い求めればいい。そうすれば必ずわかる。どんなに辛くても苦しくても自分でそこまでいくんだ。そうすること、それ自体が最も重要なことだ。今はそれしか言えないが、きっとわかるときがくる。わかるときがくるから。……名残は尽きないが」
「『先』に、いかせてもらう」

約1年1ヶ月半週間の積み。3ヶ月振りの新刊。本編進行は9ヶ月振り。
表紙は当然、九重元部長。

さて、前巻で刈谷に敗北した幸宏は彼との再戦を強く望む。だが、その一方であやめ達による階段部包囲網が着実に完成しつつあった……というクライマックス。
口絵に筋肉が出ていて吹いたw

オールスターで展開するクライマックスに燃えざるを得んわ。アホみたいに積んでたけどな!
孤独な戦いを強いられる幸宏が周囲の優しさに気付いてからの盛り上がりっぷりが堪らない。
相変わらず階段レースをしていないシーンが面白い。青春ドラマガが堪りませんなぁ。

最後の最後で、遂に幸宏に二つ名が与えられるシーンは涙無しには語れない。

ヒロイン達それぞれに見せ場はあるが、あくまでも読者ウケするから用意してますといった感じなのが惜しいと言えば惜しいか。
ラストなんだから、もっとLOVEに寄せても良いのよ?

つーわけで、これでラストなので総評書くか……と思いきや、2010年10月に『学校の階段の踊り場』2巻が発売決定。いよっしゃぁぁぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ!!
これで読み逃した短編が読める!収録されていなかったら爆発するしかないが。

表紙は誰かなー。意表を突いて、学生時代のこなっちゃん先生とか。重複するくらいなら、その方が良い。

燃:S- 萌:A 笑:B 総:S-