【ラノベ】ロクでなし魔術講師と追想日誌 11巻【最終巻/感想/ネタバレ】

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著:羊 太郎 イラスト:三嶋 くろね

「胸を張って羽ばたいていけ!どこまでもな!」

2024年10月の新刊。約5日の積み。11ヶ月振りの新刊。『追想日誌』は1年11ヶ月振り。『魔法使いの切り札』3巻からは3ヶ月振り。
表紙は卒業式の日を迎えたグレンと3人娘。ドスケベ制服に学士帽合わせてるシスティーナ、じわじわクる……w

でも口絵ピンナップで見せてくれた笑顔はとっても可愛かったな。
さて、いよいよ最後の『追想日誌』、最後の『ロクでなし』。
『大惨事チョコレート大戦』はバレンタインモチーフのお話。ルーゼルにスポットが当たるの笑うわwこいつ、名前出て来るだけで面白いのズルいでしょw
魔将星より強いじゃねーんだよwwwww

『世界最強の魔獣』ではサキュバス討伐。もし自分だったらサキュバスがどんな姿で出て来るのかって気になるよな……。
『魔導探偵ロザリーの事件簿・飛翔編』はロザリーシリーズのラスト。完結っぽい雰囲気でもないけど……。連載の最終盤に持ってくる内容じゃないよなw

『偽装夫婦のシンフォニー』はドラマガ連載ラストの短編。特務分室時代のグレンとセラが新婚夫婦の振りをしての潜入任務。まーたベッタベタな話を……。
セラのウェディングドレス姿に挿絵が無かったの勿体無いよなぁ。ここに描き下ろし使っても良かったんじゃないの……。まぁそうなったら正ヒロイン力が強くなり過ぎてシスティーナ達が消し飛んでしまうかもしれんが……。

書き下ろし『最後の卒業試験』はタイトル通り、魔術学院の卒業式の日、グレンが教え子達に特別試験を課すお話。連載のラストが回想編だから、書き下ろしが現在のエピソードってことかしら。

3人娘だけでなく、修羅場を幾度も潜り抜けた生徒達は劇的な成長を遂げていて。皆、デッカくなりやがって……!
ルーゼルまでもがえげつなく成長しているの笑えば良いのか感動すれば良いのか……w

卒業生達が描かれた最後の挿絵、グッとクるねぇ……。ギイブルってこんな顔だったのか……めっちゃイケメンじゃん。
恋模様には全く決着つかず……か。連載の最終回にセラを持ってくるって、やっぱり彼女が正ヒロインなのでは……。
こうなってくるとグレンが誰も選ばないエンドも普通に有り得そうな気がしてきたな……。

後書き、最後にしてはめちゃくちゃさっぱりじゃない?ページ調整して、もうちょと語ってほしかったぞ……。

総評

そんなわけで圧倒的魔術バトルが炸裂したファンタジア文庫『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』本編24巻+短編集11巻の計35巻、これにて完結。足掛け10年3ヶ月。そうか10周年記念なんだもんな、10年やってたんだよな……。

最初は取り敢えず読んでみるか~くらいのノリだったのに気付けばドハマりさせやがってちくしょうめ。
俺TUEEEEEE!!どころか常に敵TUEEEEEEE!!で緊迫感半端無いバトルがアツかったんですよね。ズタボロになりながら手札をやりくりして戦うグレンがほんと格好良くてなぁ。

ヒロイン達も魅力的で素敵でしたね。だからこそヒロインレースにはもうちょっとハッキリ答えを出してほしかったように思うけども。改めて書いておくが、俺はイヴ推しです。

壮大な設定の世界観もワクワクさせられたよな。どんだけデカい規模感の話なんだよって何度も思わされて、時には絶望も叩きつけられて。それでもここまでのハッピーエンドに辿り着いたのが本当に嬉しい。
間違いなく思い出に残るラノベのひとつだった。有り難う有り難う……(´;ω;`)
出来ればもう1冊くらい書き下ろしで後日談があれば嬉しいんだけどな~。10周年記念クロスオーバーで長編1冊くらい出しませんか?

燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ロクでなし魔術講師と追想日誌 10巻(2022/11)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 24巻(2023/11)

著者リンク
これが魔法使いの切り札 3.微笑みの公女(2024/07)

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