鋼殻のレギオス21 ウィンター・フォール 上

鋼殻のレギオス21 ウィンター・フォール 上 (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

そういうことか。
そういうことだったのだ。
ルッケンスの創始者も、遠い昔の天剣授受者もそういう人物だったのだ。
どうしようもない戦闘狂だったのだ。
サヴァリスは異端などではなく、正しく先祖に返っただけだったのだ。

2012年7月の新刊。約2ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。本編進行は何と実に11ヶ月振りでござる。
初の上下巻構成でクライマックス突入。
表紙はレイフォン、ハイア、本性を現したレヴァンティンということで、随分とストイックな仕上がりに。

初回生産限定として、カバー裏に描き下ろしイラストが。22巻とセットで1つの絵になるらしいけど、こっちが女の子だけってことは、次は野郎連中ばかりになるのだろうか……。
ってか、ポスターっておま、文庫のカバーを広げて飾れってか……。

さて、グレンダンを襲撃するレヴァンティン。その圧倒的な強さの前に、次々と倒れていく天剣授受者達。
って、レヴァンティン強過ぎワロエナイ
天剣授受者達は敗北どころか、カウンティア、リヴァース、カルヴァーン、ルイメイ、サヴァリスが死亡
おいおい、もう半分近く退場したじゃねーか。くそー、一度は12人揃い踏みが見たかったのになぁ。

そして、何やかんやで、再びリーリンの前に立つレイフォン。彼は家族を守るためにグレンダンに戻って来たのだ。
もしかして、元正妻にも、まだワンチャン残されてるのか?まぁ、そうなったら今回出番の無かったニーナが不憫過ぎるが。

次は2012年10月に22巻『ウィンター・フォール 下』。
このタイミングで上下巻構成なんて、次で終わりとしか思えないんだけど、どうなんだろう。

燃:A- 萌:B+ 笑:C 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート(2012/04)
鋼殻のレギオス22 ウィンター・フォール 下(2012/10)