ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

万が一、アルゴがいる間にレイピア使いが出てきてしまった時は━━窓から飛び降りてロバに乗ろう。

2012年10月の新刊。約2ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』12巻からは隔月刊行。
『アリシゼーション』編は一体これから、どうなっていくんだろうとwktkしていら、まさかの新シリーズ始動ですよ。

本シリーズは『アインクラッド』編で、すっ飛ばされまくった各層攻略を1層ずつ順に描いていくというコンセプト。
一部はweb小説時代に発表済みとか何とか。

本編が終わりに向かいつつあるけど、アニメの展開を考えると、サクサク終わらせるわけにはいかないってことなんだろうな。
とはいえ、中身の詰まった引き延ばしなら歓迎です。MFとかの引き延ばしは中身スッカスカになるからなぁ……。

お茶濁し連作短編集と見せかけて、まさかの500ページです。もしかしシリーズ最厚かな?

『星なき夜のアリア』

電撃文庫MAGAZINEの付録に掲載された第一層編。キリトさんとアスナの出会い編でもある。
後書きを見るまで、全く気付かなかったんだけど、2人の出会いの時期が既刊の記述と矛盾するんだそうな。言わなけりゃ気付かねぇのになぁ。
雑誌掲載時には無かったイラストも追加されている……筈。

アスナ以外のヒロインを新規に登場させるって案もあったらしいんだけど、そっちの方が良かった気もするなぁ。
いや、それよりは、その都度の相棒とかでも良かった気もする。後に本編に逆輸入したりしても良いかもな。
アスナは時折顔を出す程度とかにしてさ。

そもそもアスナって、ヒロインとしての吸引力がある方なんだろうか。アニメでは直葉マンセー状態みたいだけど。

『儚き剣のロンド』

第二層編。約300ページ。って長編じゃねーか!いい加減にしろ!!
三層攻略までいくんだとばかり思っていたら、二層のボス撃破で終了してビックリしたわ。

武器強化詐欺をする人達のお話なんだけど、『圏内事件』が似非ミステリー臭いノリでアレみたいなことを言っていたのに、またミステリーみたいなノリじゃねーかw

で、出るわ出るわ、設定の山。設定をガンガン書くのが楽しくて仕方ないんだろうなー。そういうのを許されてる立場だろうし。
いや、俺も設定読むの大好きですけど。こういうの読んでると、スキルを上げる系のゲームがやりたくなってくるよな。

まとめ

ってなわけで、『プログレッシブ』始動です。今後の展開に繋がる要素がちょこちょこ出ていて面白いですね。
キリトさんが左手ソードスキルを練習しようと思っていたり、《ラフィン・コフィン》のPoHっぽい人が出て来たり。
いずれラフコフ討伐編も描かれるんだろうな。本編ではキリトさんの回想だけで済まされた部分も語られそうで楽しみですね。

後書きによると、このシリーズは年に1冊ペースになりそうらしいけど、おいおい、ちょっと待てよ……?
本編で描かれたボス戦は確か3回くらいだろ?ということは、残り72層、それを1巻につき2層ずつクリアしていくと、完結に36年かかることになるんですがw
まぁ、流石に途中で本編にケリをつけて、こっちに専念ってなると思うけど。

次は2012年12月に本編11巻『アリシゼーション・ターニング』、2013年2月に『アクセル・ワールド13 -水際の号火-』、初夏に本編12巻。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング(2012/06)
ソードアート・オンライン011 アリシゼーション・ターニング(2012/12)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>(2013/12)

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>(2014/02)

著者リンク
アクセル・ワールド12 -赤の紋章-(2012/08)

電撃文庫

Posted by お亀納豆